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戻って早々。
先週、ボローニャに戻りました。戻って翌日、息子は時差ぼけのまま幼稚園に出かけ、なんと頭を3針縫う怪我をしてしまいました。

ボローニャ空港に夜7時頃着くと、家へ向かう車の中ですでに寝てしまい、家に着いて着替えさせようが何しようが全然起きず、でも、夜中の3時に目が覚めて久しぶりのおもちゃで遊んでそのまま幼稚園へ行く時間に。まぁ、幼稚園でお昼寝があるからいいだろう、と思ってそのまま行かせ、私たちはお昼過ぎに買い出しに郊外の大型スーパーへ向かいました。

その買い物の途中、主人の携帯に幼稚園から電話が来て、なんと息子が頭を切ったので病院に連れて行った方が良い、との事!とりあえず、買い物かごの中に入れていた物を元の場所に投げ戻し、急いで幼稚園に向かうと、一人でつまずいて木のベンチの角に額をぶつけたらしく、右の額が幅2センチくらいざっくり切れて、骨まで見えていました。。。先生が氷を当ててくれていたので、血は止まっていましたが、けっこうショッキングな傷。骨ってああやって見えるんだぁ〜。。。けっこう真っ白。

そして、近所の緊急病院に連れて行き、案の定3針縫う事に。局部麻酔をして治療をするのかと思ったら、何にもしないで縫い始めるので、ちょっとびっくり!先生2人と親2人で頭から足までがんじがらめにして、15分ぐらいで治療は終わりました。針を刺す時にはやっぱり痛かったらしく「Basta! バスタ〜ァァァ!!(日本語で、「もういい〜!」という意味)」と泣き叫んでいましたが、終わったらケロっとしていて、先生に「Sei stato bravo(おりこうさんだったねぇ〜)!」と言われると、「Ho 4 anni (4歳だもん)」なんて答えていたので、頭は正常に動いているようでした。

その後、小児科の先生が、目や耳、鼻や手足の動きに異常がないか診察してくれましたが、先生が「目をつむって指で鼻をさわってごらん」って言うと、鼻の穴に指をつっこんでふざけるような余裕があったので、とりあえずどこも異常はないようです(と言うか、ひどくなった???)。

その夜は、時差ぼけと結局お昼寝もしなかったので疲れもあってか、泣いたり夢でうなされるような事もなく、7時過ぎから翌朝6時までぐっすり寝て、翌日から普通通りに幼稚園に行きました。

そして昨日、抜糸をしました。傷口も綺麗に閉じていましたが、多少傷は残るだろう、という事。でも男だし、主人も似たような場所に傷があるので、我が家の男のシンボル、という事でしょう。男の子なので生傷は絶えないだろうと、覚悟はしていましたが、でも骨が見えた時はショックでした。。。

でも、こういう傷の時は、日本でも麻酔しないものですかぁ〜???こちらのお友達の子供も、顎を3針縫った時に麻酔をしなかったそうです。息子の場合は、傷口のところだけに穴が開いた布を顔にかけて、針や鋏が近づいて来るのを見えないようにしてくれていましたが。

まぁ、とにかくこの怪我も自分でつまずいた事が原因。他の子に押されたとか、突き飛ばされた、とかでなくて良かったです。やっかいな問題になりますからねぇ。

イタリアに戻って早々、ちょっとひやっとした出来事でした。
# by carissimi | 2008-05-17 04:45 | イタリア育児事情
念願の
日本に帰ると、やはり「お寿司、ラーメン、焼き肉」は欠かせません。数年前に我が家の近所にとても美味しいお寿司屋さんを見つけてからは、帰国する度に家族で伺っています。今回は折しも主人の記念すべき○○才の誕生日があり、お祝いに家族で出かけました。
もう何度も伺って、大体いつも決まった物を頼むので、大将も承知していてくれて、私たちが着く前に、すでに息子のお寿司を用意していてくれました。納豆とおしんことまぐろとのり好きの息子は、いつも「納豆巻き、お新香巻き、鉄火巻き」を頼みます。しかし今回は、大将がおまけになんと!「大トロ」の切れ端をくれたのです。すっかり気に入ってしまった息子は、「大トロのひと〜?」と大人が注文する時に、しっかり手を挙げていました。そして、「あのピンクのもっと欲しい〜!」とその後もおねだり。これからお寿司屋さんに行く度に、大トロを欲しがるんだろうか。。。ああ、恐ろしや。

今回は、美味しいお寿司の写真を撮ろうと、デジカメを持参したのですが、いつものごとく、すっかり撮るのを忘れて、食べるのに夢中になってしまいました。唯一撮った、最初の赤貝の写真です。
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さて先週末は、福島県いわき市にこの春オープンした「いわき芸術文化交流館アリオス」オープニングシリーズ《コバケン”炎の第九”コンサート》に主人が出演するのに同行し、いわき湯本温泉に泊まり、三春の滝桜を見て来ました。

いわき湯本温泉には、数年前に映画にもなった「スパリゾート・ハワイアンズ」があり、折しも湯本駅に着くと、駅前でNHK-BSの生放送のため、フラダンスを踊っていました。

私たちが泊まったのは、その「ハワイアンズ」の下にある「浜とく」。仲井さんの和服も、館内の和風の内装もとてもいい雰囲気の旅館でした。
美味しいお夕飯を食べ、温泉に入り、マッサージを受け、極楽の一晩でした。
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そして翌日、念願の「三春の滝桜」を観に行きました。もう十数年前、NHKの大河ドラマ「独眼竜正宗」で流れていたこの桜を見たときから、ず〜と機会があったら見たい!と思っていました。この数年大体春に帰国していましたが、なかなか東北まで来る機会がなかったのですが、主人の仕事がちょうどこの桜の見頃と重なり、これを逃してはならん!と家族で同行する事にしました。

いわき湯本温泉からは、通常車で1時間強らしいのですが、この時期は1時間半はかかる、との地元のタクシーの運転手さんの話。お昼前に桜を見られるように旅館を9時半に出て、高速では順調だったのですが、高速の出口から滝桜までは、田舎の一本道。滝桜から2キロほど手前から渋滞が始まりました。高速では、至る所に「滝桜満開」の電工掲示板が。やはりこの辺の一大観光地なのですねぇ。
反対車線を来る車のナンバーを見ると、所沢や横浜、川崎など関東圏からの車がかなり多かったです。

さて、そうこうするうちに、いよいよ滝桜へ。「素晴らしい!!」の一言です。樹齢千年以上らしいのですが、その貫禄は見事です。花もちょうどいい見頃。周辺には滝桜の他にも染井吉野が満開でした。
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今回は、東京の桜には間に合わないなぁ〜、と残念に思っていたのですが、東北でこんな見事な桜を見られて、「やはりこの時期に帰国するのはいいな」「日本人で良かった」と思いました。日本の春って本当に素晴らしい!

この滝桜から駐車場への道すがら、近所の農家の方々がいろいろなお野菜を売っていましたが、「さくらまんじゅう」がなかなか美味しかったです。

今回の帰国の目的は、「日本イタリア古楽協会」の総会の次に、この滝桜見物でしたので、天気にも恵まれて長年の思いが遂げられて、私は大満足です!

この滝桜は日本の3大桜だそうですが、他のふたつの桜もぜひ見てみたいな〜。
# by carissimi | 2008-04-26 02:30 | 旅行記
帰国しました
先週末、帰国しました。やっぱり日本はいいなぁ〜。桜の見頃には多少遅いにしても、様々な花が咲き誇り、この時期に日本に帰って来るのが一番好きです。

ただ、この数回の帰国では、息子も私も時差ぼけがほとんど無く、帰国翌日から通常通りの生活が出来ていたのですが、今回はちょっと辛いです。経由地のウィーンをお昼過ぎに経つ便だったので、息子は飛行機の中ではあまり寝ず、しかも早朝に成田に着いて、迎えに来てくれたおじいちゃんおばあちゃんと車の中でずっとおしゃべりして全く寝ず、家に着いても久しぶりのおもちゃで一通り遊んで寝ず、夕方にやっと寝たか、と思ったら、夜9時には起きてしまい、そのまま翌朝5時まで絶好調。それからやっと寝始め、翌日の昼過ぎまで、叩こうが蹴ろうが、何をしても起きず、2時過ぎにやっと起きてまた絶好調の再開。2日目は夜9時に寝たものの夜中の2時に目がぱっと開いて、ふりかけご飯を食べ、プラレールトーマスで遊び、全く寝ませんでした。翌日月曜日は保育園だったので、やっとそこでお昼寝を通常の時間にして、その夜は9時過ぎにはバッタンキューでした。
その日は、主人の誕生日だったので、近所の超〜美味しいお寿司屋さんに家族全員で行ったのですが、帰りの車の中ですでに寝てしまいました。

私も通常、息子に合わせて寝起きするのですが、今回は帰国直前に「日本イタリア古楽協会」の設立総会があり、その準備があったので、なかなか寝れずかなり辛かったです。

その「日本イタリア古楽協会」の設立総会も無事終了。これで正式に設立となります。総会の模様は、近日中に協会のホームページに載せたいと思います。

そして、先日の帰国と同時に、7月11日に行われるコンサートのチラシが届いていました。イタリアからメールでデザイナーさんとやりとりをしながら、とても素晴らしいチラシが出来ました。海外でメールだけでこんな事が出来るようになって、とても便利な時代になりましたねぇ。

チラシはこちらです。
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「イタリア -二大巨匠の交差点-」という副題なので、二人の作曲家の間にイタリア地図を載せ、二人の名前を交差させました。素晴らしいアイディアですよね。さすがプロの方はすごい!昨年の「スカルラッティ音楽祭」のチラシも大変好評でしたが、今回のも皆さんが良いチラシだと言って下さいます。
チラシが出来上がると、いよいよコンサートに向けて頑張らねば!と気持ちが引き締まる思いです。

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ちなみに、このグループ、3年前に結成したのですが、ずっと名無しの権兵衛でした。今年やっと名前をつけました。名付けて「I CARISSIMI イ・カリッシミ」。イタリア語で「親愛なる仲間達」という意味です。2004年のカリッシミ生誕400年記念の年に結成し、イタリア・バロック音楽をこよなく愛する親しい仲間達の集まり、という意味を込めました。かなりベタな名前ですが、毎回イタリア人演奏家を呼ぶので、「○○○○○&I CARISSIMI」つまり「○○○○○と仲間達」みたいになります。どうぞ宜しくお願い致します。ホームページも作成致しました。ぜひご覧下さい。

では、今日はこの辺で。
# by carissimi | 2008-04-17 01:05 | その他
春なのに。。。
4月です。日本は新年度。桜の花で街中がピンク一色。待ち行く人々の顔も新たな気持ちで明るく、1年で一番世の中が平和に見える時期だと思います。

こちらボローニャは、いよいよ本格的な春の到来、と共に、ポプラの綿毛が飛来しました。この時期恒例なのですが、この週末、風の強い中、近所の公園に行ったところ、アレルギーのない私も、さすがに今年は目と鼻がむずむず。この綿毛が雪のように飛び、写真のように、積もっていました。
春なのに。。。_c0053696_3552952.jpg

土が白く見える部分が、全部ポプラの綿毛です。これが、風と共に空中を舞うと、かなり視界が妨げられます。

日本にいても全く花粉症の症状がなかった私ですが、ボローニャで今回のように目鼻に不快を感じるという事は、体質が変わりつつあるのかもしれません。

この冬はなぜか熱を出しやすい年で、昨年秋に2回そして先週、38度以上の熱を出しました。先週のは1日で下がったのですが、1週間主人が不在だったのと、平日で息子を学校に送り迎えしなくてはならず、ちょっと不安でした。
息子は4歳になって、私が具合が悪いのも理解してくれていたし、かなり一人でいろんな事が出来るようになったので、だいぶ楽でした。私がベットで寝ていても、おとなしく一人で遊び、おトイレも一人で行けるので、ベットに横になりながら「成長したなぁ〜」としみじみ感じていました。これが1年前だったら、「トイレ」「お水」などと言われる度に、ベットから起きていちいちつきあわなければならなかったでしょう。
朝幼稚園に送りに行く時も、「僕、すぐ教室に入るからね。ママはすぐ帰って、すぐ寝てね。おとなしく寝てるんだよ。」と(いっちょまえに)言ってくれました。

近くに両親もいない異国で、主人も長期不在が多い今の状況で、私が病気になったら大変、とかなり気をつけているのですが、今回は理由不明の熱でした。
これも体調の変化かな。。。

とにかくあと少しで帰国です。今年は東京の桜には間に合いませんでしたが、念願の「三春の滝桜」を観に行こうと思っています。あと、東北の美味しい魚と温泉も楽しみ!
# by carissimi | 2008-04-07 04:02 | イタリア生活事情
パスクワ休暇
あれよ、あれよ、という間に、3月の末。また、すっかり更新をご無沙汰してしまいました。。。

日本は桜の開花ニュースが聞かれる頃でしょう。

イタリアは、先週の日曜日がPasqua「パスクワ(復活祭、イースター)」でした。ですので、息子の幼稚園は20日から25日までお休み。ちょうど主人が、ミラノの北にあるLago Maggiore(マッジョーレ湖)湖畔の街Stresa(ストレーザ)で、パスクワのコンサートがあったので、ヴァカンスがてら同行しました。

このマッジョーレ湖には、ベッラ島、マードレ島、ペスカトーレ島という3つの島があり、特にベッラ島には、大変豪華な宮殿と白い孔雀がいる美しい庭園が有ります。この周辺に来た人は必訪の島です。また、湖畔のストレーザという街は、コモ湖やガルダ湖などの北イタリアの湖水地方きってのリゾート地で、大きなお屋敷が立ち並んでします。そして、私たちの10年来のイタリア人の友人が、3人の子供とご主人と一緒にこの街に住んでいるので、私たちも数日おじゃまして、一緒にパスクワを過ごしました(このお宅も大変なお屋敷でした)。

パスクワ休暇_c0053696_8521064.jpg

友人宅から望むマッジョーレ湖
ボローニャはパスクワの数日前からまた寒さが戻り、雨もちらつく天気でしたが、マッジョーレ湖のあたりはとてもいいお天気に恵まれて、友人宅の裏山や湖畔をお散歩したりして、のんびり過ごしました。
いつもの通り、フローフード協会のガイドブックを持って、周辺の街で美味しいロンバルディア料理も食べましたし、友人宅でもパスクワ料理をたっぷりいただき、すっかり胃袋が大きくなってボローニャに戻りました。
この数日は、野菜中心の和食にします。。。

さてパスクワ休みも終わって、今日からまた通常の生活がはじまると思いきや、イタリアも日本のように4月の末から5月の頭まで連休があります。結局この国は、パスクワから夏のヴァカンスまで、毎月約1週間の休みがあるのです。こうやって、夏のヴァカンスに向けて、慣らして行くのでしょうか。。。

かく言う私たちも再来週から3週間程日本に戻ります。今年は花見には間に合いませんが。

さて、今日はひとつお知らせがあります。
昨年の夏に行いました「スカルラッティ音楽祭2007」がおかげ様で大変好評で、もっと日本でイタリア古楽を普及させようと、この度「日本イタリア古楽協会」を発足させる事となりました。4月から本格的な活動を始めます。

イタリアで、主にイタリアバロック音楽の演奏活動を始めてから、今現在イタリアで良く演奏されている作品、作曲家、演奏者、演奏法、また研究されている内容等々、もっとオンタイムで日本に紹介出来ないかなぁ〜、と常々考えておりました。この協会では、イタリアなど他国の同様の団体と密に情報交換を行いながら、様々な視点から幅広い活動を行っていきたいと思います。また、音楽の場だけでなく、演奏家、研究家、愛好家などの会員間での親睦を計り、楽しい会にしたいと思います。
興味のある方はぜひぜひご参加下さい。詳細はこちらをご覧下さい。
# by carissimi | 2008-03-27 08:54 | 旅行記