遅ればせながら・・・明けましておめでとうございます。
あれよあれよ、という間に1月も末になってしまいました。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

先週末約1ヶ月ぶりにボローニャに戻ってきましたが、滞在の前半にの〜んびりしすぎてしまったため、日本を発つ直前に本番やら夏の音楽祭の準備やらで慌ただしくなってしまいました。

さて、いよいよ2007年の幕開け(今さら)、スカルラッティ・イヤーの始まりです。今年は、イタリア・バロック音楽の代表的作曲家であるドメーニコ・スカルラッティの没後250周年。それを記念し、夏に東京で「スカルラッティ音楽祭2007」が開催される事になりました。場所は、九段のイタリア文化会館。この分野におけるイタリアの一流演奏家を数人招聘し、日本人演奏家とともに、スカルラッティの魅力を余すところなくご紹介します。ドメーニコ・スカルラッティは550曲以上存在する鍵盤ソナタで有名ですが、近年新発見され、今回世界復活初演となる声楽作品も演奏されますし、その発見者によるシンポジウムや公開マスタークラスなども開催。
ぜひぜひこの夏、スカルラッティの音楽にどっぷり浸ってみてはいかがですか〜?

2007年は、私はこの「スカルラッティ音楽祭2007」に全力投球です。応援よろしくお願いします!!
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# by carissimi | 2007-01-31 05:26 | イタリア・バロック音楽事情
イタリア式クリスマス
今年も早12月。日本もそうでしょうが、イタリアもクリスマス一色です。

まず、11月の中旬から街にイルミネーションが付き始めます。ボローニャのシンボル「ツイン・タワー」にも滝のような綺麗なイルミネーションが付きました。最初に見た時、あまりの美しさに感動した反面、「これは一本一本上から降ろしているのだろうか」と疑問に思いましたが、ある年、この作業をしているところに偶然遭遇。作業員がタワーの階段を下から屋上まで上って、上から電球の付いたロープを一本一本降ろしていたのです。大変な作業ですよぉ。その苦労を思うと、感動も倍増。
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そして、普段お店が閉まって静かな日曜の街も、12月はショッピングをする人たちですごい賑わいです。この月は郊外の大型スーパーも日曜日は開いているので、どこも「こんなにボローニャに人がいたのか」と思うほどの混雑です。

カトリックの国イタリアでは、クリスマスツリーの他にイエス誕生の場面を人形で表現にしたプレセーピオ(presepio)と呼ばれる物を飾ります。最初にイタリア旅行をした10数年前の冬、ヴァチカンの広場で初めて等身大のプレセーピオを見た時は感動でした。下の写真は、ボローニャのカテドラルである聖ピエトロ教会内のプレセーピオです。
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そして、この時期テレビでは聖書に関するテレビドラマが放映されます。今年は「聖家族 La Sacra Famiglia」。単に聖書のあらすじに沿うだけでなく、ヨゼフとマリアの男と女としての感情や、マリアをめぐるヨゼフと彼の長男ヤコブとの対立、ヨゼフの神の子イエスに対する父としての葛藤など、ヨゼフに焦点を当て、より人間的な面を描いていました。クリスマスだけでなく、春の復活祭の時期にも聖書や聖人の話がドラマ化されて放映されますが、信者ではない私にも分かりやすく聖書や人物像が描かれているので、良く観ています。いわゆる日本の年末年始の大型時代劇みたいな感覚かなぁ。
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イタリアでは、クリスマスは友達もみな家族で過ごすので、私たち夫婦二人だけのクリスマスは寂しい物でした。逆にイタリアの新年は日本ほどの意味はなく、お店も通常通り開いて普段と変わりないので、面白くありません。そんな訳で、この数年は日本でクリスマスと新年を過ごしていますが、息子の幼稚園のクリスマス・イヴェントなどもあるので、来年はぜひ久々にイタリアでクリスマスを体験したいと思います。

Buon Natale!
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# by carissimi | 2006-12-16 05:59 | イタリア生活事情
和製イタリア語
さて、今日は「和製イタリア語」について書きたいと思います。
実は、先日いつも行く大型スーパーで日本の梨を発見。イタリアでは通常「ペーラ」と呼ばれるいわゆるひょうたん型の洋なしが主流なのですが、珍しく丸い梨を見つけました。ちょっと小ぶりで味もどうかと疑わしかったのですが、私はどちらかというと洋なしよりもこちらの方が好みなので、試しに買ってみました。でも、十分日本の梨の味で、なかなかブオーノ(美味しい)でした。
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(1キロ1.60ユーロ、約240円なり。)
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イタリアではこの他にリンゴの「フジ」も売っています。イタリアのりんご「メーラ」にはいろいろ種類がありますが、やはり日本の物に比べると甘みが少なく、私はあまり好みではありませんでした。でも、昨年スーパーで「フジ」を見つけ、値段も他のとそう変わらないので、それからこれを好んで買っています。
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(1キロ1.48ユーロ、約230円なり。)
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(形も色も、日本のふじより悪いですね)

あとは、柿もありますし、「ミヤガワ」と称する日本みかんもあります。ただ、柿は熟しすぎているやわやわの物。こちらではスプーンで食べるんですもの。この柿、イタリア語でも「カキ」と言います。もう10年以上前、我が家にイタリア人の女子大生がホームスティしていた時に、始めてイタリアでも「カキ」と呼び、スプーンで食べるのだと知りました。でも、この「カキ」はイタリア語で2個以上だと「カキ」と呼ぶのですが、1個だと「カコ」なのです。なぜかと言うと、イタリア語で単数は「-o」で終わり、複数になると「-i」で終わるからです。なので、1個の柿は「Kako カコ」で2個以上は「Kaki カキ」。
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(1キロ1.80ユーロ、約270円)
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(見るからに柔らかそうでしょう)

イタリアでも日本語の「マンガ」や「忍者」のような単語がそのまま使われていますが、その場合でもこの文法は有効です。例えば、着物。1着だと「Kimono キモノ」、でも2着以上だと「Kimoni キモニ」。単数が「-o」で複数が「-i」で終わるというのは男性名詞ですが、女性名詞の場合、単数が「-a」複数が「-e」で終わります。例えば、芸者は一人だと「Geisya ゲイシャ」、でも2人以上だと「Geisye ゲイシェ」。なんだかやっぱり変ですよね。やっぱり「柿」は「カキ」だし、「着物」は「キモノ」、「芸者」は「ゲイシャ」ですよねぇ。
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# by carissimi | 2006-12-04 05:47 | イタリア生活事情
チョコ・ショー(2006年11月23日投稿)
11月に入り、ボローニャはもうすっかり冬の寒さです。今年は8月が涼しく9月10月と多少暖かい日もあったものの、なんだか秋がすご〜く短く、あっという間に冬になってしまったような気がします。夏は、あんなに空が青くて日差しがきついイタリアですが、冬になるとボローニャ周辺は霧が多く、常に雲が低く垂れ込めて、とても暗く感じます。こういう季節に外に出ている時は、バールでホット・チョコレートを飲むのが楽しみのひとつです。バールによっても多少味が違いますが、私はホット・チョコの上にたっぷりのホイップクリームを乗せて飲むのがお気に入り。「そろそろホット・チョコが恋しいなぁ」と思い始めた先週末、ボローニャのチェントロ(中心地)で、「チョコ・ショー」なるイヴェントがありました。いくつかの広場に、イタリア中のチョコレート屋が集まり、それぞれ自慢の商品を売っているのです。もちろん、ホット・チョコもあります。
何しろ最終日の日曜日とあって、すごい混雑で、とてもベビーカーを押しながらゆっくり廻れる状態ではなかったのですが、せめてホット・チャコだけでも飲もうと思い、物色。気になった二カ所のホット・チョコを飲みました。
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(チョコレートで出来たボローニャのシンボル、ツインタワー)
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(心も体も温まるホット・チョコレート)
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# by carissimi | 2006-12-04 05:25 | イタリア美食事情
幼稚園選び(2006年11月20日投稿)
今回の帰国中、いつも帰国した時に遊んでくれるママ友達にとっては、大変な時期でした。というのも、日本では11月頭は、幼稚園の入園手続きの時期。
お腹が大きい時からのつきあいで、機会がある毎に集まっては、お互いの子供の成長を楽しんでいましたが、「もうその子達も幼稚園に行く年かぁ」と感慨深かったり、ママ友達の幼稚園選びの話を聞いていると「大変だなぁ」と他人事のように感心してみたり。児童館でも子供のリトミック仲間の間でも幼稚園の話ばかりでした。やはりどのママさん達も自分の子供の最初の学校となると、事ある毎に見学に行ったり、周りの先輩ママさんからの情報を集めたり、本当に大変そう。私も日本にいたら、きっとこの話の中心になって、情報を集めまくっていたと思います。ママさん達の選ぶ基準は、それぞれの幼稚園の教育方針(制服のかわいらしさで選ぶ人もいるようですが)や清潔感があるかや園庭が広いかなどの環境。日本の幼稚園はほとんどが私立で、それぞれ独自の教育方針を打ち出しています。のびのび育てる所や、行儀作法を重視する所、お受験を目指す所。もちろん入学金、授業料が必要。
願書提出の日も二つの幼稚園を掛け持ちしている親は、パパが会社を休んで片方の願書を出しに行くとか、面接時間が重ならないように片方を朝早く並んで出して、もう片方は午後に出しに行くとか、作戦を練っていました。
一方イタリアの幼稚園は、そういう意味では親の負担はかなり少ないかも。まず、ほとんどが公立の幼稚園で入学金・授業料はただ(保育園は親の収入額に寄った額を払います)。ただし昼食を食べる子は1日5ユーロ(約750円)払います。
そして、幼稚園選びは、春先になると自治体から幼稚園入学の連絡が届いて、自分の家の学区からいくつか候補を選んで自治体に届けます。そうすると、自治体の方で選んでくれます(なので第1希望にならない事も)。
時間は、8時から9時の間に登園し、お昼を食べない子は12時頃まで、食べる子は5時まで残ります。日本に比べるとかなり長く幼稚園に預ける事が出来るわけです。というのも、イタリアのママさんはほとんどが働いているから。
でもまぁ、とにかく日本のママ友達もみんな希望の幼稚園に子供達を入れられたようで、良かった良かった。でも、これから帰国した時にみんな幼稚園に行ってしまうので、あまりみんなと遊べなくなると思うと、それも少し寂しいなぁ。。。
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# by carissimi | 2006-12-04 05:19 | イタリア育児事情
ハプニング旅行(2006年11月19日投稿)
今回の成田-ボローニャの旅は、大変でした。
いつもはANAでフランクフルトに飛び、ルフトハンザでボローニャに戻るのですが、今回は満席でパリ経由になりました。しかも一足先に主人がイタリアに戻ったので、私と息子の二人旅。まぁ、二人旅は今までに何度もあったので大した問題ではないのですが、やはりハプニングが起きた時に大変。
考えてみたら今回の大変な旅の予兆は、すでに成田空港でありました。というのは、数ヶ月前のロンドンでのテロ未遂事件と、理由は分からないけど最近パリの空港で作業員が捕まったとかで、私達が出発した11月6日からヨーロッパ便には、化粧品、ヘアクリーム、飲料水などを持ち込めなくなってしまったのです。乾燥する機内での必需品・薬用リップクリームでさえも。しぶしぶ化粧ポーチを預け荷物の中に入れ替え、搭乗しましたが、これが後で辛い事になるとは。。。
ANAの機内では息子も対して大騒ぎする事もなく、無事パリに到着。パリのシャルル・ド・ゴール空港は、イタリアに住み始めた最初の2,3年は使っていたのですが、ANAが発着する第1ターミナルと、ヨーロッパ便のある第2ターミナルとはバスに乗らなければならないし、この空港にはフランクフルトのように、和食屋もキッズスペースのあるマクドナルドないので、この数年はずっとフランクフルト乗り換えにしていました。
第1ターミナルに着いてすぐボローニャ行きの搭乗券をもらい、バスに乗って第2ターミナルDヘ。案の定、子連れでゆっくりできそうなレストランもないので、とりあえずチケットに書いてある「D70」搭乗口近くに行ってみても、すごい混雑で椅子は空いていないし、子供が遊べるスペースもありません。仕方がなく少し離れた所でしばらく過ごして、再び搭乗口近くで子供に飛行機を見せながら時間つぶし。そうこうするうちに予定の搭乗時間に。が、しかし「D70」搭乗口には全く違う便が案内されているし、便案内の画面にはなかなかボローニャ便が出てきません。でも、画面をよく見ると飛行機まではバスでの移動らしく、同じ番号の搭乗口から10分おきぐらいに違う便が案内されているし、「D70」の係りの人に聞いても「この後ですから」と言うので、遅れているのだろうと、とりあえず待っていました。子供はかなりぐずって、抱っこのまま沈没(これが重いのだ)。

さて、出発時間の20:35を過ぎても案内されないので、さすがに不安になって再度搭乗案内画面を見に行くと、ボローニャ便は「D60」搭乗口と表示されているではありませんか!慌てて「D60」に行くと、なんと目の前で飛行機が搭乗口から離れようとしていました。係りの人に、「番号が違っていた」と訴えてもすでに時遅し。彼女は申し訳なさそうに「乗り換えカウンターで明日の便に変更して下さい」。「がが〜ん、子供を連れてパリに一泊かぁ〜」
腹の中が煮え返る思いで、エールフランスの乗り換えカウンターに行くと、長蛇の列。14キロ近い子供を抱っこしたまま待てど暮らせど、なかなか順番になりません。だって、カウンターの中の人はすごいゆっくりモードで仕事をしているし、途中で割り込んだ人を平気で先に応対するし。やっと私の番になると、係りの男性は「明日の便に振り替えますが、このチケットの種類は手数料がかかります」とさ。予想はしてたけど、必死で「D70の人にも尋ねたし、画面も見たけど最後の最後まで案内が出なかった。これはこちらの非ではないのに私がその手数料を払わなければならないのか!」と訴えると、違う建物(第2ターミナルC)のチケットセンターに行ってくれとの事。面倒になると他に押しつけるんだなぁ。
必死で頂点まで達している怒りを静めながら、このPCの入った荷物を背負い、子供を抱っこしながらベビーカーを押して、建物Cのチケットセンターに移動。そこでイタリア語の出来る女性のカウンターに行き、また一通り説明すると、その女性は一言「それで、どうしたいんですか?」。「ハア〜」って感じで「便を変えたいんですけど」と言うと、予想通り「手数料がかかります」。「それは私が払うのですか?だって、あなたの同僚が間違えたんですよ。」と私。すると彼女は、「でも私はその場にいなかったから、どちらが正しいかなんて分かりません。とにかく搭乗口が変わることは起こりうることなので、旅行者が注意していなければなりません。」とさ。
「そ〜んな事分かってるよ!もう何十回も飛行機乗ってるんだから!」
まったくフランス人はイタリア人以上に、自分の非を認めない国民だと聞いていたが、これだ!ならば私だって断固として自分の非を認めるものか!何とか手数料だけは拒否しようと訴えていると、他の係りの人達が集まってきて、彼「手数料無しで変えてあげなさい」という事でやっと収まりました。

とりあえず必死で笑顔を作って「ありがとう。」とお礼を言い、ここでホテルの予約もしてもらえるか聞くと、「となりのインフォメーションに行ってくれ」との事。時間はすでに10時過ぎ。仕方なく、インフォメーションに行くとすでにClose。この空港のとなりにはホテル・シェラトンがあるのですが、あまりに高いし、周りの同じような人たちが「ホテル・ソフィテル」と話していたので、子連れでうろうろするのもいやなので、インフォメーションのとなりにあったホテル直通の電話で予約をして、ホテルの送迎バスでホテルへ。
ホテルは、大会議が出来るような4ッ星の大型ホテル。チェックインの手続きをすると、値段はなっなんと280ユーロ(約3万5千円)。明日朝一番の便にしたので、結局ここには6時間程度しかいないのに、3万5千円!ひえ〜。こんなんだったら、もっと遅い便にしてゆっくり寝て、大きなお風呂にも入って、フランスの美味しいクロワッサンとカフェオレの朝ご飯を食べてからの出発にするんだった!思わぬすごい出費!
こちらのホテルには日本のように親切にホテルに歯磨きなどは置いてありません。成田で化粧ポーチを預け荷物に入れてしまったので、顔を洗う事も歯を磨くことも出来ないまま。しかも悪い事は続く物で、この混乱で空港のどこかにイタリアの携帯電話を落としてしまい、イタリアで待っている主人にも連絡が出来ませんでした。
そのうえ、息子は目を覚ましてみたら、もうボローニャに着いているかと思ったら、なんだか分からない場所にいて、大泣き。結局4時間も睡眠出来ませんでした。
あんなこんなでやっとの思いで、翌日朝8時過ぎにボローニャに着きました。やはり見慣れた景色と聞き慣れた言葉を聞くとほっとしたのもつかの間、ハプニングはここで終わっていませんでした。前の便ですでに着いていると思っていた荷物が着いていなかったのです。エールフランスのロストバゲッジの人には「荷物が旅行者と別に運ばれる事はないので、ベルトコンベアーをみて下さい」と言われ、とりあえず見にいっても、やはりありません。家まで届けてもらう手続きをして、やっとの思い出ボローニャの我が家へ。翌日荷物は家まで届けてもらいましたが、鍵が壊されていました。貴重品も入っていなかったし、特に取られた物はありませんでしたが、もうこれからこの鞄は使えないないじゃないのよぉ〜。最後まで悪いこと続きの旅でした。

さて、そんな旅から約2週間が過ぎ、やっと怒りも収まってきましたが、本当に今回のシャルル・ド・ゴール空港のエアーフランスの対応はひどかったです。対応が悪いのは私にだけではなく、他にもジェノヴァ行きの便がキャンセルになった小さい子供二人連れのイタリア人家族も、あちこちたらい回しにされて、エールフランスの乗り換えカウンターの男性に文句を言うと、あれこれ口論した後「もうこんな飛行機会社、二度と乗らないわ!」と言うと、「もう二度と来ないで下さい!」と言われていたし、チケットに問題があるらしきフランス人の初老の夫婦もなんだか良く分からなかったけど、私の対応をしていた男性と押し問答をした後、夫妻に「そんないい方をするなら、あなたの名前を教えなさい。」と言われて、係りの男性が「教える気はありません」とつっぱねると、「じゃ、上司を出しなさい」とまで言われていました。
日本の会社責任主義とでも言うのでしょうか、社員の過失は会社の責任問題、みたいな感覚がこちらには全くありません。日本のそれは時には行き過ぎ、と感じる時もありますが、こちらのあまりの責任の無さにも腹が立ちます。
とにかく、「もう二度とエールフランスとパリ乗り換えは使わない!」と心に決めた旅でした。エールフランス機内のクロワッサンは美味しかったけどね。。。
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# by carissimi | 2006-12-04 05:07 | 旅行記
モーツァルト年
今日は、お薦めのコンサートをご紹介します。

モーツァルト年の今年は、日本のみならず世界中で様々なコンサートが行われています。そして、今月がサントリー・ホールにおいて「サントリーホール20周年記念フェスティバル公演・モーツァルトで二期会週間」が開催され、初日に主人が出演致します。

実は、「モーツァルト年にフォルテ・ピアノで歌曲のコンサートをやったらいいのでは」と考えていた矢先、二期会から企画募集のお知らせがあり、主人に「応募してみたら?」と提案して取り上げていただいた企画です。

共演者は、ドイツを中心に国際的に活躍されているソプラノの天羽明恵さんと、同じくドイツで活躍され今は日本で多数のモーツァルトのオペラに出演されているバリトンの萩原潤さんという実力派揃いです。そして、なんと言っても主役は、フォルテ・ピアノ。ドイツに留学され、ドイツ・リートの伴奏にも定評のなる伊藤深雪さんが、ご本人所有のオリジナルのピアノで、当時そのままの音色を奏でて下さいます。

モーツァルト年ならではの企画。ぜひ聴きにいらしてください。なお、このブログをご覧になった方には、1割引にてチケットをお受けいたします。下記までご連絡下さい。
makotosakurada@aol.com
 
■第一夜 時を遡る夜 フォルテピアノで聴くモーツァルト歌曲
2006年10月23日(月) 18:30開場/19:00開演 サントリー・ホール(小ホール)
出演:天羽明惠 (Sop) 櫻田亮(Ten)   萩原潤(Bar)  伊藤深雪(フォルテピアノ)

〜ヴァイメス製作(1811年、プラハ)によるオリジナルのフォルテピアノを伴奏に、珠玉の歌曲を作曲当時の音色そのままに、国際的に活躍する3人の歌手がお送りする一夜〜

−プログラム−
すみれ/鳥よ、お前たちは毎年/ラウラに寄せる夕べの想い/微笑むような静けさが
/来たれ、いとしのツィターよ/だまされる世の中/愛しいあなた、リボンはどこに? 他
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# by carissimi | 2006-10-03 01:39 | その他
イタリア式秋祭り
さぁ、今日から10月。いよいよ本格的な秋到来。と思いきや、ボローニャはまだ昼間はタンクトップでも歩けるような暑さです。

でもでも、やっぱり気分は秋。勉強の秋。読書の秋。実りの秋。そして食欲の秋。私は夏って毎年食欲が減るのですが(でも普通の人よりはあります)、やはり秋になると通常の食欲に戻ります。

そして、イタリアの秋の我が家の楽しみは、サグラ巡り。この時期、ボローニャ周辺の村々で、Sagra (サグラ)と呼ばれるお祭りがあります。日本で言う収穫祭みたいな物かな。時には、ワインのサグラだったり、肉のグリル焼きのサグラだったり、栗やトリフ、ぶどう、ジャガイモなどなど様々ですが、今日はボローニャやモデナ周辺の名物であるニョッコ・フリット(揚げパンみたいな物ですが)のサグラに行きました。
(「第14回 ニョッコ・フリット祭」 下には「41mのニョッコ」と書いてあります。どうやって揚げるの?)
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このニョッコ・フリットなる物。ボローニャ周辺ではクレシャンティーナと呼ばれますが、モデナの近くになるとニョッコ・フリットと呼ばれ、生ハムやチーズを挟んで食べます。今日訪れたカステッリーノ・ディ・サッラヴァッレという村も、ボローニャからモデナ方面の丘の中にあります。

コッリーナ・ボロニェーゼと呼ばれるこの辺の丘は、たくさんのかわいい村々が存在し、美味しいワインもたくさん生産されています。休日には、車でその丘にあるワイン農家を巡ってワインを仕入れたり、丘の上にある美味しいレストランでお昼を食べたり、自然の中をお散歩したり、というのが我が家の休日の過ごし方です。

そして、今日はお昼ご飯に合わせてこの村に向かいました。そこにはニョッコやティジェッラ(マフィンみたいなパン)を食べるコーナーや、ポレンタ(トウモロコシの粉を固めて焼いた物)を食べさせるコーナー、そしてボローニャの名物料理を食べさせるレストランなど食事が出来る場所以外にも、子供用の遊び場、市場、農作業車の展覧会など、今まで行ったサグラの中でもかなり規模の大きい物でした。

食いしん坊の私たちは、まず今日の主役であるニョッコ・フリットとティジェッラを食べ、その後ソーセージ入りのパスタと豚のすね肉の丸焼きを食べました。もちろん美味しかったですよぉ〜。
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(左:コッパ・ディ・テスタ入りのニョッコ、右:チーズ入りのティジェッラ)
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(左:豚のすね肉の丸焼き、右:ソーセージのパスタ)

そして、しばらく市場を回ったり、農作業車の競走を観た後、私はニョッコ・フリットの作り方教室に参加しました。このニョッコ・フリットはボローニャの食べ物の中でも私の大好物のひとつ。ぜひぜひいつか作り方を習いたいと思っていたので、張り切って参加しました。始めてみると意外にとても簡単。小麦粉とイースト菌、少量の塩、サラダ油、牛乳を混ぜてこね、ラードで30秒ほど揚げるだけ。これなら子供のおやつとしても簡単に作れます。そして、しっかりおみやげに、残った生地と出来上がったニョッコと修了書をもらってきました。
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しかし、今日も食べた、食べた。今夜の夕飯は持ち帰ったニョッコの残りとサラダだけです。。。さぁ、次は何のサグラに行こうかなぁ???
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# by carissimi | 2006-10-02 05:08 | イタリア美食事情
お誕生会&サッカー観戦
先週の土曜日、同じくボローニャに住む日本人家族の2歳になるお嬢さんのお誕生会に行きました。場所は、ボローニャから車で30分ほどの丘の中にある農家。そこは、広大な敷地に馬や豚などの家畜がいたり、畑があったり、また食事や宿泊も出来るいわゆるアグリツーリズモです。そのお嬢さんと近い日にお誕生日を迎える子供がいる二家族と、その農家の一部を借りて合同のお誕生会でした。その農家は無農薬の作物を生産しているので、出されたジュースや手作りケーキの中のフルーツもすべて無農薬で、子供達にも安心して食べさせられます。集まった子供達はほとんどが2,3歳なので、馬やろばに餌を上げたり、広い敷地を走り回ったり、もう大喜びでした。もちろん、我が息子もお昼寝をしていなくて眠いはずなのに、眠気を忘れて走り回っていました。
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(アグリトゥーリズモの屋外)
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(お誕生会会場)

そして、昨日の土曜日はサッカー観戦に行きました。出産後初めてで、ほぼ3年ぶり。その間にボローニャはセリエAからセリエB落ちしてしまいました。ボローニャ出身の私が好きなゴールキーパー、ジャンルーカ・パリューカも今はもう居ません。なんだか寂しくなってしまったボローニャ・チームですが、今日はボローニ対チェゼーナというエミリア・ロマーニャ対戦。2歳8月の息子もちょっとサッカーに興味を示し始めたので、寒い季節にならないうちに行ってみようという事になりました。スタジアムに向かう車の中で寝てしまい、目が覚めたら騒がしいスタジアムの中。最初はちょっと面食らっていましたが、大好きなヘリコプターが飛んでいるのを見つけて、大喜び。まぁ、試合を理解するにはまだ早いので、前半の途中で飽きて外で遊んでいました。結局この日は1対1の同点。最後まで試合を観ていた主人曰く「最悪の試合内容」だったとか。あぁ、来シーズンもBのままかしら。。。
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(開始前の盛り上がり)
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# by carissimi | 2006-10-01 12:12 | イタリア生活事情
お薦めの演奏団体
今日は、お薦めのグループを2組ご紹介します。

なんと言ってもまず最初にご紹介したいのは、このグループ。

Accadmia Bizantina(アカデミア・ビザンティーナ)
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チェンバロ奏者のコーナーでご紹介したオッターヴィオ・ダントーネ率いるこのグループは今や、飛ぶ鳥を落とす勢いのグループです。6,7年前にヴァイオリン奏者の友人から「すごいグループがある」と聞いて、CD を聴いたのが最初でしたが、その時のショックと言ったら。まず、コンサートマスターのステファノ・モンタナーリの色気のある音色と存在感のある通奏低音。そして、それらが引き出す躍動感あふれる熱い音楽。今まで古楽という物に抱いていた印象が一気に覆されました。
そして、前にも書いたように、いざ彼らとバッハの「マニフィカート」で共演できる機会に恵まれたとき、彼らが以前この曲を演奏した時の録音を聴きましたが、これが生演奏とは思えない完璧さ。通常、CDは録音の段階で何度も取り直したり、つなぎ合わせたりするので、いい演奏に仕上がるのは当たり前。しかし、ライブ録音の場合、勿論1回しか演奏しないし、つなぎ合わせたりもしないので、CD録音に比べて傷があるのに、このグループのライブ録音は、CD で聴く彼らの演奏そのまま。
その後の数回の共演でも、彼らの演奏は本当に楽しく、もう体が自然に動き出しそうなくらい、わくわくします。自分が同じ舞台にいるのに、自分の立場を忘れて一ファンとして聴き入ってしまうくらい。演奏している彼らもとても楽しそう。
それは、指揮者のダントーネとコンサートマスターのモンタナーリの間にとても強い信頼関係があり、他のメンバー達も一丸となって、この二人に信頼、尊敬、喜びを持って従っていこうという気持ちがあるからだと感じました。

このコンサートマスターのモンタナーリという人物がまた素晴らしいのです。ヴァイオリンの技術は勿論、音楽的センス、人間としての素晴らしさ。この人こそ、コンサートマスターという役にぴったりの人だと思います。この人の音は本当に色気があって、まろやか。しかも歌のように感情豊かなのです。弾いている姿を見ると、彼がヴァイオリンを通じて何を言いたいか分かるくらい。イタリアに来て器楽奏者の演奏を聴くにつれ、つくづくイタリアは歌の国だと感じます。器楽奏者も、まるで楽器が言葉を発しているかのように、楽器を通して歌っているのです。。

このグループは、2001年に来日していますが、ぜひもっともっと日本に来て演奏してほしいです。

まずは、録音をぜひぜひお聴き下さい。これぞイタリア・バロック音楽です!!

* CD

「Settecento Veneziano」18th Century Venetian Music
録音:1999年ARTS(47661-2)

Antonio VIVALDI「L'Estro Armonico op.3」
録音:2000年ARTS(47646-2, 47647-2)

Alessandro SCARLATTI「6 Concerti Grossi&Cello Sonatas」
録音:2000年ARTS(47616-2)


Alessandro SCARLATTI「Sinfonie&Harpsichord Concertos」
録音:2002年DECCA

PERGOLESI「Stabat Mater」&PORPORA「Salve Regina」
録音:2004年Amadeus


次にご紹介するのは、このグループ。

Il Giardino Armonico(イル・ジャルディーノ・アルモーニコ)
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イタリアに来て、最初に聴いたバロックの演奏団体が、このグループ。このグループについて良く知らないで、イタリアに来た最初の年、ボローニャでのコンサートに行きました。演目は、バッハのブランデンブルグ協奏曲。リコーダー奏者でこのグループの指揮者でもあるジョヴァンニ・アントニーニの指揮がまるで踊っているような指揮だし、コンサートマスターのエンリコ・オノーフリの演奏もその弾く姿も派手。でもでも、客席で踊り出したいくらい体から楽しめる演奏でした。思いっきりイタリアンなバッハでしたが。その数日後に聴いたコレギウム・ヴォカーレ・ゲントのバッハがなんと四角い演奏に聞こえた事か。
このグループも前述のアカデミア・ビザンティーナと同じ新世代グループで、指揮者のジョヴァンニーニとダントーネが仲が良いという事もあって、ダントーネも良くこのグループと共演しています。
こんなに躍動感があってメリハリのある演奏をするにはどういうリハーサルをしているのかと思っていたら、ある日彼らのリハーサルを見学した友人が曰く「音程を合わせる事ばっかりやってたよ」。では、あの音楽性はすでに彼らが自然と持っている物なのでしょうか。さすがイタリア人だなぁ。

このグループは、メゾ・ソプラノのチェチーリア・バルトリなどの伴奏としても共演しています。

ところで、このグループのコンサートマスターのエンリコ・オノーフリという人。歌う事が大好きで「やっぱり歌いたい!」と4,5年前にこのコンサートマスターを辞めてテノール歌手に転向。でも、やっぱり歌よりヴァイオリンの方が上手いらしく、また最近ヴィオリニストに復帰しました。とさ。

では、彼らのお薦めの録音です。

*CD

A. VIVALDI「Il Quattro Stagione」
録音:1994年 TELDEC

Musica da Camera a Napoli
録音:1994年 TELDEC

J.S. Bach「Concerti Branderburghesi」
録音:1997年 TELDEC

「Viaggio Musicale」Musica Italiana del Seicento
録音:2000年 TELDEC

A. VIVALDI「Musica da Camera」
録音:2002年 TELDEC

「Artist Portrait」
録音:2002年 TELDEC

A.VIVALDI「Violin concertos」(Violin : Viktoria Mullova)
録音:2005年 Oayx

* DVD

A. VIVALDI「The Vivaldi ambum」(Ms : Cecilia Bartoli)
録音:DECCA
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# by carissimi | 2006-09-30 06:01 | イタリア・バロック音楽事情