カーニヴァル
皆様、寒中お見舞い申し上げます。

日本での正月をぼ〜っと過ごし、そのツケでイタリアへの出発前にばたばたしてしまい、すっかり更新がご無沙汰。今年もあっという間に2月に入ってしまいました。。。

前回の更新がクリスマスの前で、次回はイタリアの息子の幼稚園でのクリスマス会の様子をお伝えしよう、と思っていたのに、もうカーニヴァルも昨日で終わり。

今年は少し早めのカーニヴァルで、イタリア語で「マルテディ・グラッソ(肥沃な火曜日、灰の水曜日の前日)」と言われるカーニヴァル最終日の昨日、息子の幼稚園でお祭りがあった。昨年の様子については、このブログにも書いたと思うが、今年は親は参加出来ず、子供だけでもお祝い。恐らく、昨年親を呼んで、ゲームをしたり歌ったり踊ったりしたのが、楽しかったがすごい混乱だったので、先生にとっても大変な重労働だったのだろう。で、今年は子供だけでやろう、という事にしたのではないかと推測出来る。でも、見れないのは、残念!

昨年は中世の宮廷を舞台にした衣装だったが、今年はサーカスの動物達に扮するらしく、うちの息子はゾウの役をやるとの事で、前日グレーの服を着て来るように指示があった。通常、公立の幼稚園だと、各自家で衣装を用意して行くらしいが、衣装やかぶり物などは、すべて先生方が用意して下さった。さすが、私立、カトリックの学校でもあるので、宗教的行事には力が入る。

お祭りの様子は、後日写真やヴィデオなどで親にも報告してくれるらしいが、息子の話だと、みんな動物やピエロの格好になって、サーカスのようなテントが飾ってある大きな部屋で、2歳から5歳までの子供達が一緒に、歌ったり踊ったり演技をしたり、お昼もみんなで食べたらしい。

息子は前日からかなり楽しみにしており、当日の朝も、実はこの日、息子が幼稚園に行っている間に、主人が仕事で日本に発つので、しばらく幼稚園にも一緒に登園出来ない、というのに、パパにろくな挨拶もせず、さっさと教室に入ってしまった。。。せめて慣例の「行ってきますのほっぺにチュ!」ぐらいは期待していた主人は、廊下にあっさり残され、一人寂しく日本へと旅立った。。。

昨年のカーニヴァルは、異常な暖冬だったが、今年は雨の寒いカーニヴァルとなってしまった。数週間前までは、夜でも10度を超えるような暖かさだったのに、1種間程前から寒くなって、先週末は雨。通常カーニヴァル中の週末は、チェントロの広場にみんな仮装して集まるのだが、今年は雨だったし、あまり盛り上がらなかったのではないだろうか。しかもうちは、息子が金曜の夜から熱を出したので、土日もずっと家にいて、全く実感のわかないカーニヴァルだった。

それに引き換えすごかったのが、昨年のクリスマス。これについては、長くなるので次回ご報告します。
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# by carissimi | 2008-02-06 14:13 | イタリア生活事情
再度ボローニャ料理
今年もとうとう12月。師走に突入ですね。ボローニャもクリスマス市やイルミネーションで賑やかになってきました。いつもの日曜日は、ほとんどのお店が閉まって静かな街も、12月は日曜日もお店を開けるので、週末は買い物をする人で、すごいにぎわいです。

さて、先週末は、久々にいいお天気だったので、ボローニャの郊外のアグリトゥーリズモに昼食に出かけました。以前から気になっていた所で、ちょっとお散歩がてら早めに開店前に行って、様子を見て予約すると、50程の席は我々のテーブル以外すべて予約でした。この時点でかなりの期待感。

そして、益々期待感が増すのが、ご主人の風貌。なかなかの体格で、お腹も見事な出方。私は、「太っているシェフがいるレストランは美味しい」と信じています。

さて、まずプリモにやはり定番の「Tagliatelle al Ragu'」と自家製野菜のショート・パスタ。Tagliatelle の太さ、厚さもちょうどいいし、ミートソースも濃すぎずいいお味。それより何より自家製野菜のパスタ。オリーブソースのシンプルな味付けなのですが、野菜の甘さが引き立ってとても美味しかったです。
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プリモ二品

セコンドは、ボローニャ周辺の田舎料理「Crescentina(揚げパンのような物)」&「Affettati mista(薄切りハムの盛り合わせ)」と「Tagliata di manzo(牛肉のカット・ステーキ)」。Crescentinaはこれまで食べた中で一番大きい。しかも一番美味しいかも。
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Crescentina
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Affetati Misti
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Tagliata

今回も夕飯はパス。しかも前回の「Da Gianni」から立て続きに肉料理を食べたので、お肌にボツボツ吹き出物が。。。しばらく暴食は控えます。
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# by carissimi | 2007-12-10 05:33 | イタリア美食事情
食欲の秋 第2弾
この数日は、毎日どんより曇りの天気。空気の冷たさもいよいよ例年のボローニャの冬、という感じ。良く人は「太陽の国イタリア」なんて言うけど、冬はぜ〜んぜん太陽が出ない。前にも書いたかもしれないが、日中は日の出る関東の冬に比べると、暗く寂しい。ボローニャ周辺は霧も多いので、日中でも3階の我が家の窓から何も外が見えないときがある。

こんな寒〜い季節になると、やっぱりそろそろあれが飲みたくなる。そう、Cioccolata calda(ホットチョコ)。それにホイップクリームをたっぷりのせる。すごいカロリーだよねぇ〜。でも、ラーメン屋などないこのイタリアで、外出先で寒い日の飲み物といえば、これぐらいなのだ(あとは、葉っぱではなくティーバックで出すあまり美味しくない紅茶ぐらい)。

昨年もこのブログで紹介したと思うが、今年も先週末ボローニャでチョコショーがあり、チェントロの数カ所に、イタリア中から集まったチョコレート屋の屋台が並んだ。今年も美味しいホットチョコを求めて、覗いてみた。今年はホットチョコに、ジンジャー味や唐辛子味などを加えた物が目立ったが、やはり私はオーソドックスにただのホットチョコを飲んだ。あ〜、やっぱり美味しいなぁ。体内の細胞に糖分が染み渡って行くって感じ。
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そして、ボローニャの冬の食べ物、と言えば「Bollito Misto ゆで肉の盛り合わせ」。茹でた鶏、牛、豚、牛タン、豚足、ソーセージなどを特製のSalsa Verde(緑のソース)で食べる。お店によってそれぞれ特徴があって、ソースも微妙に味が違う。「年末に日本に帰る前に、美味しいBollito Mistoを食べた〜い!」と思っていた私は、長年噂は聞いていたがなかなか行く機会のなかった、チェントロの「Da Gianni」というボローニャ料理のレストランに行った。さすが、評判だけの事はある!平日の昼なのに、50席ほどの店内はあっと言う間にいっぱいになり、断られる人もいる(良かったぁ〜、早めに行って)。しかも常連さんが多いらしい。

始めて行くレストランでは、プリモはやはり定番の「Tagliatelle al ragu' ミートソースのタリアテッレ」を食べる事にしている。ん〜、美味しい!手打ちパスタの厚さ、柔らかさと、ちょうどいい塩加減のミートソースとが素晴らしいコンビ。パルメジャンチーズもその場で削ってのせてくれる。

そして、セコンドは念願の「Bollito Misto」。ここは、Salsa Verdeの他に、「Peperonata(タマネギの煮込み)」と「Mostarda(クレモナ産の果物のシロップ漬け)」の3種類のソースが出た。どれもこれもいいお味。
お店の雰囲気も店員さんの応対もとても良いし、これまでに食べたチェントロのボローニャ料理のお店の中で、3本の指に入るかも。。。
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ちなみに主人は、これも冬の食べ物(主にトスカーナ地方の)である「Trippa牛の胃袋の煮込み」を食べました。ヘビ〜!!
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そして、いつもの通り、ぜ〜んぜんお腹がすかず、その日も軽めの夕食でした。。。
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# by carissimi | 2007-11-23 18:52 | イタリア美食事情
子供服
先週、ボローニャに戻った。こちらも朝晩は冷えるものの、意外に日中はお日様が出て暖かい。。。と思いきや、今週になってから寒くなって来た。空もグレーの雲が重〜く、いよいよ本格的なイタリアの冬、という感じ。

そして、早速風邪をひいてしまった。この2週間は母子家庭のため、体調を壊さないように注意はしていたものの、飛行機の中かボローニャの街中かどこかで菌をもらってきてしまったらしい。朝起きると熱が39度近く。日曜日だったため、子供に一人でおりこうさんに遊んでいてくれるよう頼んで、午前中はゆっくり寝た。午後になって案の定、一人遊びに飽きて来た息子が「一緒に遊んで〜。起きて〜。」とだだをこね始めた。ちょうど薬を飲んでこれからいよいよ汗が出始める。。。という時だったのに、すっかりタイミングを逃してしまった。とにもかくにも2日後には熱は下がり、まだ咳や鼻風邪が残る物の、ようやくPCにゆっくり向かえるようになった。

さて、今回の3週間の帰国は、ひたすらリラックスに徹した。夏の2ヶ月間の帰国は一瞬の気のゆるみも許さない程多忙だったため、温泉に行く暇も、大好きな焼き肉を食べに行く暇もなかった。が、今回は帰国翌日、早速近くの豊島園の温泉を初体験。開店と同時に昼食を挟んで、息子の託児所のお迎え時間まで、約5時間強、アカスリ、マッサージ、フェイシャルエステのフルコースで、心身ともにリラックスした。日本は本当に素晴らしい。こんなすぐ入れる温泉が東京都内でも至る所にある。先日のようにイタリアで風邪をひくと、すっかり気が弱くなってしまい、こういう日本の良さが普通以上に懐かしい。。。寝込んでいても、出前で鍋焼きうどんだって、鮨だって、ピッツァだって食べられるし。イタリアみたいに、いつもいつもピッツァの出前、って気にはなれないよなぁ〜。

話は脱線してしまったが、今回の帰国でも、日本とイタリアの育児事情の違いを感じる事がいくつかあった。まずは、子供服。子供が幼稚園に行くようになって、普段着のお着替え服が沢山必要になった。日本に帰るまで待とうかと思ったが、その前に冬物が必要になったので、チェントロの子供服のセコハンのお店に行ってみた。小さい穴が空いていたり、ファースナーが壊れたりしているものの、動き安そうなズボンを2〜3着ゲット。1着4ユーロから5ユーロ(約800円)。普段10ユーロ以下でなんて子供服は買えないので、いい買い物が出来た!なんて思っていたが、もう少し待てば良かった。。。日本に帰ってみると、近所のスーパーや子供服専門店で、750円や699円で新品のズボンがあるある、しかも息子の大好きなトーマスやカーズのキャラクター物も。やっぱり日本は安い!それに生地や縫い方もいい。何より、イタリアの服みたいに息子には袖やズボン丈が長過ぎたり、襟ぐりが狭かったりなんて事はなく、日本人100%の息子の体型に合う。そして、スーケースにいっぱいに子供服を買い込んでしまった。いくら幼稚園に着替え服が必要だからって、1日3回も4回も着替える程は必要ないのに。。。
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# by carissimi | 2007-11-19 22:43 | イタリア育児事情
芸術の秋、読書の秋、そして食欲の秋
いよいよ本格的な秋到来、と思いきや、まだまだ日差しの強い日が続いているボローニャです。でも、暦はやはり秋なのですから、コンサートも盛んな「芸術の秋」。そして、「読書の秋」。夏の音楽祭以降溜まりに溜っていた読みたかった本を、このところ片っ端から読んでおります。

その中で特に面白かったのが、若桑みどり著「クアトロ・ラガッツィ」。来夏、天正少年使節団に関するコンサートに出演する事になり、勉強に、と思って買ったのですが、これがなかなか面白いのです。天正少年使節団については勿論、その時代背景、特に戦国時代末期の西日本の藩の情勢、信長暗殺の新事実、キリシタン迫害までの時代の流れ、26聖人の殉教の詳細などなど、日本だけでなくヴァチカンやポルトガルにある古文書などからの資料に基いた、550頁もの長編ですが、あっという間に読んでしまいました。40年以上も前にローマ留学の経験を持つ筆者の所々に挟まれた個人的コメントも大変おかしく、ぜひ一度この方にお目にかかりたい、と思っていた所、数日前にネット・ニュースで若桑さんの訃報を知り、大変残念に思いました。実はこの方、大学での主人のイタリア語の先生だったのでした。

さて、今日の本題です。やはり秋は「食欲の秋」でしょう。9月10月と外食をする機会がありましたので、美味しかった料理をいくつかご紹介致します。

まず、9月中旬に我が家の近所の老舗「Bitone」に行きました。ここは以前から大変気になっていたのですが、かなり高級なお店だといううわさで、子連れでは入れないし、なかなか行く機会がありませんでした。9月中旬に息子の幼稚園で給食が始まり、24日は結婚記念日でもあったので、息子のいないお昼に夫婦二人でお祝いがてら、食事に行く事にしました。やはり歴史あるお店とあって、内装は大変ゴージャス、店員もとても親切で、食事前にシャンパンとチーズののったクロスティーニのサービスがありました。そして、メニューを開けて見て、びっ、びっくり。なんと一皿20ユーロ(約3.200円)以上。最近、プリモが10ユーロ以上だったら高いよね〜、なんて感覚になっていたのですが、どれもその倍以上。でも、この値段なら美味しい事間違い無いだろうと、かなり期待に胸は膨らみ、プリモはやはり伝統的な「Tagliatelle al ragu'」c0053696_7265822.jpgと、この店オリジナルの「Tortelli d'oro」を取りました。c0053696_727278.jpg(ちなみに、この二皿を二人用に半分づつにしてもらったので、写真は一人分の半分の量です)セコンドは、私は大好きな羊のグリル、c0053696_7274855.jpg主人は「Cotolettta alla bolognese(薄い豚カツにチーズがかかったもの)」c0053696_728762.jpgを取りました。ここですでにかなりお腹もお財布もきつくなっていたのですが、気になるデザートをほんの少しだけ頼んだところ、そのデザート一皿が10ユーロ、通常のプリモ一皿分の値段でした。。。でも、やはり老舗とあって、味も盛りつけもサービスもすべてに隙がありません。ただ、唯一のマイナス点は、店内にFMが流れていた事。だったらいっそ音楽も何も無い方が良かった。。。

さて、その数日後の週末、ボローニャの東にあるイモラという町に美味しいお魚料理を食べに行きました。ここは以前、最近頼りにしているイタリアのスロー・フード協会発行のガイドブックを見て一度行って、ボローニャ料理を食べたのですが、一緒に行った友人が取った魚料理が大変美味しそうで、「次は魚料理を食べに近々また行こう」と主人と話していました。そして、この日のヒットは「Tagliata di tonno」。生のまぐろを少しあぶり、塩とオリーヴオイルをかけていただきます。
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これが大変な美味!「この次はお醤油とわさびが持参だね」なんて話していたら、ご主人が「お醤油とわさび、あるよ」ですって。次回は和風で試してみよう。

そして来月頭、パリから音楽仲間がボローニャに観光に来たので、今度は街中でボローニャ料理の美味しいお店に行きました。やはり美食の街とあって、ボローニャの街中には美味しいお店は沢山あるのですが、月曜日とあって手頃なお値段のお店はお休みが多いのです。月曜日に空いている大変有り難いお店で、伝統的なボローニャ料理にこだわった「Seghei」というお店に行きました。こじんまりとした家族経営のお店で、見事にボローニャ料理しかなく、ワインでさえもお隣の町のモデナの物さえも置いていません。手作りの詰め物パスタの入った「Tortelli in brodo」をプリモ、「Faraone(ホロホロチョウ) alla griglia」をセコンドとして取りました。このTortellini、スープはいわゆる野菜とお肉のブイオンで最近家でも作るのですが、なかなか難しい。ここのは本当にちょうどいい味と澄んだスープ。大変美味しゅうございました。値段は先述のBitoneの半額以下ですが、味は決して劣ってはいません。以前にもベルギーから来た音楽仲間を連れて来たら、「こんなに美味しい物食べてたら、勉強出来ないでしょ〜」と言われました。ボローニャにお越しの際は、ぜひ皆さんもいらして下さい。ボローニャの街中で一押しのお店です。

そして、そして、先週末はイギリスからのお客様を連れて、ボローニャの郊外のお店へ。ここは、ボローニャの田舎で食事をしたい時に以前から通っていました。まだまだいいお天気が続いていたので、ドライブがてら食事に来ました。ボローニャは車で10分も走ると、すぐ沢山の丘があり、その中には美味しいレストランが点在しています。ここも典型的ボローニャ料理。まずは、「Crescentina」と呼ばれる揚げパンとサラミの盛り合わせ。c0053696_7284826.jpgその後は、季節でもあったので「porcini」という松茸のような香の良いきのこの生野菜とグリル、そして牛フィレ・ステーキと焼き野菜の盛り合わせを取りました。c0053696_729783.jpg勿論これを3人で分けたのですよ。適度な風に吹かれて、大変心地よい昼食となりました。

今回は、息子の給食が始まったので、お昼に街中の新しいレストラン開拓を再開出来た事もあり、外食の機会が多かったです。これから寒くなると「Bollito misto(ゆで肉の盛り合わせ)」や「Trippa(牛の胃袋)」が美味しいですなぁ。

今週末に3週間程帰国しますが、日本も美味しい季節だな〜。今回は、前回のような忙しい滞在ではないし、北海道旅行もあるので、美味しい物をいろいろ食べよう!まずは、おでんとさんまの塩焼き。
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# by carissimi | 2007-10-15 07:43 | イタリア美食事情
遅ればせながら、ヴァカンス報告
皆様、大変ご無沙汰しております。しばらく未更新の間、暦はあっという間に10月に入ってしまいました。
 
5月6月とスカルラッティ音楽祭の準備に追われ、7月と8月前半は招聘イタリア人の世話や音楽祭の本番など慌ただしく毎日が過ぎ、音楽祭終了後8月後半にイタリアに戻ってからは放心状態で日々が過ぎ、9月前半は息子の幼稚園開始の準備などに時間を取られ、やっと9月後半に音楽祭の後処理や報告に本腰を入れ、無事音楽祭の仕事を完了しました。

結局、自分のブログどころか、音楽祭のサイトやブログの更新さえも侭ならず、失礼致しました。音楽祭の方は、おかげ様で成功致しました。イタリア・バロック音楽の良さと素晴らしいイタリア人演奏家を皆様に知っていただく良い機会にもなりましたし、来日したイタリア人にも日本の素晴らしさを知ってもらう良い機会となりました。反省点は多々ありますが、今後もイタリア・バロック音楽の普及のため、がんばりたいと思います。お忙しい中音楽祭にいらして下さった方々、様々な面でご協力いただいた方々、ありがとうございました。

さて、気がつけば10月。ボローニャは、私がイタリアに戻った8月中旬から急に涼しくなりました。それまでは40度近い日もあったとか。それから9月に入ってからはまた暑さが戻ったり、末には秋のような涼しさでみんな風邪をひいたりしましたが、まだ日中は日差しの強い日が続いています。なかなか本格的な秋にはなりません。

今年のヴァカンス、というと、8月中旬にイタリアに戻って、「しばらくは海かどこかでゆっくりヴァカンス〜!!」と考えていたのに、主人はお腹を壊し(恐らくウィルス性の風邪)1週間近くまともな食事が出来ず、気候も涼しくて海に行きたくなるような気分にもならず、結局息子の幼稚園の友達の家族がヴァカンスを過ごしていた、ヴェネト州の山で2,3日過ごしました。
スキーで有名な「コルティーナ・ダンペッツォ」の近くの「アウロンツォ」という町で、天気にも恵まれとてもいいヴァカンスでした。意外に車でボローニャから近かったので、この冬に念願の「アルプスでスキー」を実行しようかと考えています。

そして、今年のもうひとつの大きなイヴェントは「トーマス・イヴェント」でした。今3歳8ヶ月の息子は、この年代の男の子の例に漏れず、大の機関車トーマス・ファン。本場イギリスでは、4月と8月に数日間、実際の線路を実物大のトーマスが走るのです。かねてから、イタリアに住んでいる間にぜひ息子を連れて行きたい、と思っていたのですが、今年大チャンス到来!!なんと8月前半主人がイギリスに仕事のため滞在。私と息子は8月中旬に日本からイタリアに戻る事になっていたので、主人の仕事が終わる日に合わせて、日本からロンドン経由の便に乗り、ロンドンでストップ・オーヴァー。これで、わざわざイギリスに行く飛行機代は節約。主人のイギリスとその後のイタリアでの仕事の合間のたった3日間だけの、「トーマス・イヴェント」のためだけの滞在でしたが、これがなかなか楽しかったのです。

ロンドンから車で1時間程のロブリーという駅の近くに、農場を利用した大きな無料駐車場があって、朝10 時頃に、まぁ〜、すでにすごい量の車。男の子だけでなく女の子も沢山います。その子達に混じって、トーマスのパーカー、トーマスのシャツ、トーマスのズボン、トーマスの靴下、トーマスの靴で完全武装した息子もすでに大興奮。すでにインターネットで入場券を購入していたので、チケット購入の長い列に並ぶ必要はありませんでしたが、かなりの人出でした。

息子は最初、実物大のトーマスに驚いてちょっと怖がっていましたが、実際にトーマスの引く客車で2分程の駅の橋まで移動を大喜び、何度も乗りたがりました。他にもデイジーやヘンリーの引く客車に乗って、隣駅まで30分ほどの旅も体験しました。お土産屋さんを覗くと、なんと日本のプラレールのシリーズがいっぱい。日本でなかなか手に入らなかった双子の機関車の片方「ダグラス」を発見し、息子は大満足。4、5時間もあれば充分楽しめるイヴェントでした。

帰り道にウィンザーにちょっと寄って見ようと、向かう途中「LEGOLAND」なる看板を発見。案内の従って行ってみると、まさしく「レゴ・ランド」。おもちゃのLEGOが経営しているのですが、駐車場だけでもすごい大きさ。入口でもらった案内を見ると、要するにディズニー・ランドみたいなテーマ・パークでした。今回はとても時間がなかったのですが、あと2年ぐらいしたら、息子もかなり楽しめそうな感じ。次回のイギリス旅行は、ここかな。。。

という訳で、この夏は前半音楽祭で忙殺され、後半はぼけ〜っとして、やっと最近通常の生活サイクルに戻りました。また、新しく入手したイタリアの幼稚園事情や美食事情などをご紹介します。

今日はこれにて。
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# by carissimi | 2007-10-05 04:09 | 旅行記
スカルラッティ音楽祭2007
ただ今、帰国中。今年は暖冬で、例年より早い桜の開花が予想され、間に合わないかと思いましたが、セーフ!今年も見事な桜を見る事が出来ました。やはり海外にいると、帰国するのは年末年始かこの時期。私は特にこの桜の時期に帰国するのが大好きです。もちろん桜も美しいけど、新年度の始まりで新入生や新社会人など、世間には幸せそうな顔が沢山見られます。景色も人の顔も一番明るい時期ではないでしょうか。

さて、今回の帰国は以前にもこのブログでご紹介した「スカルラッティ音楽祭2007」の準備のためです。いよいよチケットの販売が始まりました。

この音楽祭は、イタリア大使館などが主催している「日本におけるイタリア春2007
PRIMAVERA ITALIANA」
にも参加しています。このPRIMAVERA ITALIANAには、音楽のみならず、美術、映画、ファッション、フードやワイン、テクノロジー、観光、などなどあらゆる分野で300以上のイヴェントが参加しています。先日公開が始まった、国立博物館のダ・ヴィンチの「受胎告知」などもその一環。この春、日本中至る所で、イタリアに関するイヴェントを目にされる事と思います。

美術の面では、ルネッサンスやバロック時代のイタリア絵画は、世界中で大変良く知られ、見る機会も多いでしょう。しかし、当時美術と同じように音楽の世界でも、最も栄華を誇り、ヨーロッパの中心地であったにもかかわらず、イタリアのバロック音楽は現在あまり知られていません。皆さんも、バロック音楽と言えば、ドイツのバッハ、ヘンデルを真っ先に思い出しますよね。では、イタリアと言われると、ヴィヴァルディの「四季」ぐらいでしょう。でもでも、バッハもヘンデルもイタリアに憧れ、イタリア音楽を模倣し学んでいたのです。

そして今年、バッハとヘンデルと同じ年(1685年)にアルプスの南側のさらに南、ナポリで産声をあげたドメニコ・スカルラッティという作曲家の没後250周年に当たります。555曲もの鍵盤ソナタを残し、今では「鍵盤ソナタ」の作曲家として有名ですが、彼も当時の他の作曲家と同様にオペラも宗教曲も残しています。

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そこで、彼の250回目の命日に当たる7月23日を挟んで約1ヶ月、「スカルラッティ音楽祭2007」が開催されます。鍵盤ソナタの全曲批判校訂版(リコルディ社)や全曲録音(ストラディヴァリウス・レーベル)などを手がける、イタリアにおけるスカルラッティ研究の大家、エミリア・ファディーニ女史を迎えセミナーや公開マスタークラス、また近年新発見されたスカルラッティの初期の作品の世界復活初演や、その作品を発見された音楽学者、ディンコ・ファブリス氏の講演なども行われます。

日本では(世界でも)、なかなか機会のない音楽祭ですので、ぜひぜひ多くの方々にいらしていただきたいと思います。
詳細は、こちらをご覧下さい。
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# by carissimi | 2007-04-01 23:06 | イタリア・バロック音楽事情
イタリアの春
カレンダーは3月、暦上本格的な春です。イタリアの春は通常、2月末のカーニヴァルが終わるとやって来る、と言われます。
が、今年のイタリアは暖冬。昨年のうちは何日か寒い日はありましたが、少なくとも私が日本から戻って来た1月末以降、最低気温が0度を下回った事はないのでは。最高気温も常に10度を超えていました。
日本はすでに桜が咲き始めていると聞きますが、こちらは杏の花が満開!日本の桜を思い起こさせるような、きれいなピンクの花です。

カーニヴァル中の週末は至る所でお祭りがあり、週明けには広場や公園には紙吹雪の残骸が沢山見られます。数年前にヴェネツィアのカーニヴァルを見に行った時は、見事な衣装を着た人たちが大勢いて、とても華やかさでした(やはり一度見ておくべきでしょう)。そんな中お姫様のかっこうをした金髪くりくり髪の女の子やカーボーイのかっこうをした男の子など、やっぱり西洋人の子はこういうかっこうが超かわいいなぁ〜、と思いました。自分の子が生まれたら、日本人の子は桃太郎のかっこうでもさせて対抗するしか無い!と思ったものです。
でも、例年のカーニヴァルは寒くてとても変装なんかしたくならないのですが、今年はず〜っとぽかぽか陽気だったので、今年こそ子供に変装させて繰り出せば良かった。。。

そんなカーニヴァル期間中のある日、息子の幼稚園で親を招いてフェスタ(お祭り)がありました。先生方が数日前から、子供の衣装(紙製の中世の騎士の冠と剣)や飾り付け、親参加のゲームなどを用意して下さり、大変な盛り上がりとなりました。でも、先生が一生懸命ゲームのルールを説明しようとしても、自分の子供の変装を見て喜んでいるイタリア人の親達が、そんな話を聞いていようはずがありません。先生がマイクを通してどんなに「静かに〜!」と叫んでも、一向に静まる気配無し。先生は、この時こそ、このおしゃべり人種のイタリア人の国民性を恨んだ事でしょう。最後には先生は声を枯らしていました。でも、日本人の私たち親子にはいい異文化体験となりました。
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(幼稚園のカーニヴァルの案内)

そして、イタリアの春の始まりと言えば、3月8日の「Festa delle Donne」いわゆる「女性のお祭り」。この日は女性に黄色いミモザの花を贈ります。まだイタリアに住み始めて間もない頃、この日が「Festa delle Donne」だなんて良く知らず、夜郊外のレストランに日本人の友人達と食事に出かけました。すると、予約でいっぱい。どうにか一テーブル空けてもらってお店に入ると、店内はすご〜い数の女性。どのテーブルも40,50代の女性だらけ。そんな中、主人と友人の男性は完全に浮きまくり。しかもすごい盛り上がりで、大声でおしゃべりのすごい事。私たちの会話なんて全然聞き取れません。おばさんパワーのすごさは万国共通ですね。終いには歌を歌ったりプレゼント交換まで始まりました。この日が「女性の日」だと言う事を後で気づきましたが、要するにこの日だけはイタリア人のマンマ達も家事や育児から解放されて、気兼ねなく女性だけで外出出来るという訳です。
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(ミモザの花)

そこで、「日本の絵本を読み聞かせる会」の日本人ママさん達と「Festa delle Manne ママのお祭り」を計画。3月8日当日は絶対にどこも込むので、日をずらして少し前の平日の昼食を外で食べる事にしました。彼女らも子供を産んでから、しばらくゆっくり外食もしていないので、みんな計画した時からすごい楽しみよう。日頃家でなかなか料理しない魚(新鮮な物が少ない、切り身で売っていない、家で魚を調理すると臭いが残る、などの理由で)を食べたい、との全員一致の意見で、シーフードが美味しいと評判のお店に行く事になりました。が、やはり当日になってみると、子供が熱を出したりして、なかなか全員は集まれませんでした。。。
でも、当日は美味しい魚料理とそれぞれの出産話で盛り上がり、周りのイタリア人以上に大声で話していた私たち日本人女性グループは、注目されまくっていました。。。

この「Feste delle Donne」が終わると、ショーウィンドウには「セール」の文字が徐々に消え、春の服がディスプレーされ始め、本格的な春の到来となるのです。
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# by carissimi | 2007-03-10 08:27 | イタリア生活事情
幼稚園入園申込
先日、息子の保育園でシラミ騒動があった話を書きましたが、先日、ボローニャで週1回日本人ママさんとやっている「日本の絵本を読み聞かせる会」の集まりに行ったところ、他の幼稚園でも出たとか。。。やっぱりこちらでは良くある話でした。シラミ退治用のシャンプーもあるとか。この時期に繁殖しやすいのかしら???

さて、この「読み聞かせの会」での最近の話題は、1月末にあった幼稚園の入園申込について。こちらは9月に新学期が始まりますが、1月後半に通いたい幼稚園の候補をいくつか提出して、春に発表されます。なので、必ずしも第1希望の幼稚園に入れるとは限りません。

ボローニャの幼稚園は、住んでいる学区内の幼稚園から選ぶ訳ですが、チェントロ(中心地)には庭の広い幼稚園が少なく、建物も古かったりします。そんな中で人気があるのが、ボローニャからバスで15分程の丘の上にある幼稚園。チェントロからいくつもの送迎バスが出ていて、丘の上にあるので空気の良い。しかもよっぽど大雨でない限り、冬でも外で遊ばすとか。なので、風邪をひく子が本当にいないらしい。

ここは学区としてはチェントロのある区域に属する事になっているので、通える子は基本的にその学区の子だけ。でも、喘息を持っているとか、何か正当な理由があれば学区外でも入れるらしい。

すごい競争率らしいが、「読み聞かせの会」の中で、この学区に住んでいるママさんは第1候補に入れ、その説明会に行った時の話を聞くと、子供が親と離れて泣かないか心配するイタリア人のママさんから「朝、送迎バスに親は乗れるのですか?」という質問が出たとか。先生は「だめです。子供は大丈夫ですから、ご心配なく。」と仰ったそうだが、その後が笑える。その先生は「それと、くれぐれも車でバスの後を追わないで下さい!」と言われたそうだ。この過保護国イタリアなら、そんなママさん、いそぉ〜。絶対、いる、いる(笑)。

まぁ、そんなこんなで先月はボローニャでも子供の幼稚園選びで、ママさんにとって大変な時期でした。
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# by carissimi | 2007-02-07 18:42 | イタリア育児事情
ひぇ〜、今時
2月になりました。
イタリアは珍しく暖冬です。「太陽の国イタリア」と良く言われますが、冬は雲が厚く、太陽はほとんど顔を出しません。ここボローニャ周辺は霧が出るし、朝晩はき〜んという空気の冷たさを感じます。日照時間で言えば、東京の半分以下かもしれません。

でも、この数日は、日中はお日様が出ているし、最低気温もマイナスにはなりません。昨年のうちは風邪が流行って、息子のクラスでも半分以上が休んでいたのに、今はほとんど風邪をひいている子はいません。

でもでも。。。先日、イタリアに戻ってから、息子の最初の登園日。朝、園長先生に話があるからと呼ばれて何かと思ったら、年長クラスの子で冬休みの間山に行っていた子が、頭にしらみを持って帰って来たとの事。幼稚園には保健所から調べに来たり、園児全員に医者の証明書を持って来させたり、と大変だった様子。
私たちはその騒ぎの間日本にいたので、もちろんしらみなんて持ってるはずもないし、初日の朝には息子はちゃんと髪を洗って行ったので、問題ないはず。でも、念のため保健所に行って証明書をもらって来てほしい、との事。
仕方なく、翌日の朝保健所に寄って、先生に髪の間を調べてもらって、証明書を書いてもらいました。

こっちの学校では、しらみ騒動はけっこうあるらしく、「家でしらみ検査するのよぉ。まるで猿の親子みたいよ。」と先輩ママから聞いてはいたけど、本当に身近で起きるとは。。。今時、こんな先進国で。

でも、確かにこちらの人は、日本人ほど頻繁には髪を洗わないし、お風呂にも入らない様子。髪の毛は美容院に行った時に洗ってもらうもの、と言う人もいるくらい。

イタリアに戻って来て早々、ちょっとショッキングな出来事でした。
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# by carissimi | 2007-02-01 01:38 | イタリア生活事情