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スカルラッティ音楽祭2007
ただ今、帰国中。今年は暖冬で、例年より早い桜の開花が予想され、間に合わないかと思いましたが、セーフ!今年も見事な桜を見る事が出来ました。やはり海外にいると、帰国するのは年末年始かこの時期。私は特にこの桜の時期に帰国するのが大好きです。もちろん桜も美しいけど、新年度の始まりで新入生や新社会人など、世間には幸せそうな顔が沢山見られます。景色も人の顔も一番明るい時期ではないでしょうか。

さて、今回の帰国は以前にもこのブログでご紹介した「スカルラッティ音楽祭2007」の準備のためです。いよいよチケットの販売が始まりました。

この音楽祭は、イタリア大使館などが主催している「日本におけるイタリア春2007
PRIMAVERA ITALIANA」
にも参加しています。このPRIMAVERA ITALIANAには、音楽のみならず、美術、映画、ファッション、フードやワイン、テクノロジー、観光、などなどあらゆる分野で300以上のイヴェントが参加しています。先日公開が始まった、国立博物館のダ・ヴィンチの「受胎告知」などもその一環。この春、日本中至る所で、イタリアに関するイヴェントを目にされる事と思います。

美術の面では、ルネッサンスやバロック時代のイタリア絵画は、世界中で大変良く知られ、見る機会も多いでしょう。しかし、当時美術と同じように音楽の世界でも、最も栄華を誇り、ヨーロッパの中心地であったにもかかわらず、イタリアのバロック音楽は現在あまり知られていません。皆さんも、バロック音楽と言えば、ドイツのバッハ、ヘンデルを真っ先に思い出しますよね。では、イタリアと言われると、ヴィヴァルディの「四季」ぐらいでしょう。でもでも、バッハもヘンデルもイタリアに憧れ、イタリア音楽を模倣し学んでいたのです。

そして今年、バッハとヘンデルと同じ年(1685年)にアルプスの南側のさらに南、ナポリで産声をあげたドメニコ・スカルラッティという作曲家の没後250周年に当たります。555曲もの鍵盤ソナタを残し、今では「鍵盤ソナタ」の作曲家として有名ですが、彼も当時の他の作曲家と同様にオペラも宗教曲も残しています。

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そこで、彼の250回目の命日に当たる7月23日を挟んで約1ヶ月、「スカルラッティ音楽祭2007」が開催されます。鍵盤ソナタの全曲批判校訂版(リコルディ社)や全曲録音(ストラディヴァリウス・レーベル)などを手がける、イタリアにおけるスカルラッティ研究の大家、エミリア・ファディーニ女史を迎えセミナーや公開マスタークラス、また近年新発見されたスカルラッティの初期の作品の世界復活初演や、その作品を発見された音楽学者、ディンコ・ファブリス氏の講演なども行われます。

日本では(世界でも)、なかなか機会のない音楽祭ですので、ぜひぜひ多くの方々にいらしていただきたいと思います。
詳細は、こちらをご覧下さい。
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by carissimi | 2007-04-01 23:06 | イタリア・バロック音楽事情