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イタリアの春
カレンダーは3月、暦上本格的な春です。イタリアの春は通常、2月末のカーニヴァルが終わるとやって来る、と言われます。
が、今年のイタリアは暖冬。昨年のうちは何日か寒い日はありましたが、少なくとも私が日本から戻って来た1月末以降、最低気温が0度を下回った事はないのでは。最高気温も常に10度を超えていました。
日本はすでに桜が咲き始めていると聞きますが、こちらは杏の花が満開!日本の桜を思い起こさせるような、きれいなピンクの花です。

カーニヴァル中の週末は至る所でお祭りがあり、週明けには広場や公園には紙吹雪の残骸が沢山見られます。数年前にヴェネツィアのカーニヴァルを見に行った時は、見事な衣装を着た人たちが大勢いて、とても華やかさでした(やはり一度見ておくべきでしょう)。そんな中お姫様のかっこうをした金髪くりくり髪の女の子やカーボーイのかっこうをした男の子など、やっぱり西洋人の子はこういうかっこうが超かわいいなぁ〜、と思いました。自分の子が生まれたら、日本人の子は桃太郎のかっこうでもさせて対抗するしか無い!と思ったものです。
でも、例年のカーニヴァルは寒くてとても変装なんかしたくならないのですが、今年はず〜っとぽかぽか陽気だったので、今年こそ子供に変装させて繰り出せば良かった。。。

そんなカーニヴァル期間中のある日、息子の幼稚園で親を招いてフェスタ(お祭り)がありました。先生方が数日前から、子供の衣装(紙製の中世の騎士の冠と剣)や飾り付け、親参加のゲームなどを用意して下さり、大変な盛り上がりとなりました。でも、先生が一生懸命ゲームのルールを説明しようとしても、自分の子供の変装を見て喜んでいるイタリア人の親達が、そんな話を聞いていようはずがありません。先生がマイクを通してどんなに「静かに〜!」と叫んでも、一向に静まる気配無し。先生は、この時こそ、このおしゃべり人種のイタリア人の国民性を恨んだ事でしょう。最後には先生は声を枯らしていました。でも、日本人の私たち親子にはいい異文化体験となりました。
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(幼稚園のカーニヴァルの案内)

そして、イタリアの春の始まりと言えば、3月8日の「Festa delle Donne」いわゆる「女性のお祭り」。この日は女性に黄色いミモザの花を贈ります。まだイタリアに住み始めて間もない頃、この日が「Festa delle Donne」だなんて良く知らず、夜郊外のレストランに日本人の友人達と食事に出かけました。すると、予約でいっぱい。どうにか一テーブル空けてもらってお店に入ると、店内はすご〜い数の女性。どのテーブルも40,50代の女性だらけ。そんな中、主人と友人の男性は完全に浮きまくり。しかもすごい盛り上がりで、大声でおしゃべりのすごい事。私たちの会話なんて全然聞き取れません。おばさんパワーのすごさは万国共通ですね。終いには歌を歌ったりプレゼント交換まで始まりました。この日が「女性の日」だと言う事を後で気づきましたが、要するにこの日だけはイタリア人のマンマ達も家事や育児から解放されて、気兼ねなく女性だけで外出出来るという訳です。
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(ミモザの花)

そこで、「日本の絵本を読み聞かせる会」の日本人ママさん達と「Festa delle Manne ママのお祭り」を計画。3月8日当日は絶対にどこも込むので、日をずらして少し前の平日の昼食を外で食べる事にしました。彼女らも子供を産んでから、しばらくゆっくり外食もしていないので、みんな計画した時からすごい楽しみよう。日頃家でなかなか料理しない魚(新鮮な物が少ない、切り身で売っていない、家で魚を調理すると臭いが残る、などの理由で)を食べたい、との全員一致の意見で、シーフードが美味しいと評判のお店に行く事になりました。が、やはり当日になってみると、子供が熱を出したりして、なかなか全員は集まれませんでした。。。
でも、当日は美味しい魚料理とそれぞれの出産話で盛り上がり、周りのイタリア人以上に大声で話していた私たち日本人女性グループは、注目されまくっていました。。。

この「Feste delle Donne」が終わると、ショーウィンドウには「セール」の文字が徐々に消え、春の服がディスプレーされ始め、本格的な春の到来となるのです。
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by carissimi | 2007-03-10 08:27 | イタリア生活事情