カテゴリ:イタリア美食事情( 11 )
サン・ダニエレ産生ハム
食べ物の話ばかり、と言われそうですが、また食べ物の話です。

ボローニャもだいぶ天気の良い日が増えて来たので、先週末、ボローニャのお友達家族と、ドライヴがてらパドヴァ郊外にある、サン・ダニエレ産のプロシュット(生ハム)のお店「Dall'Ava」に行きました。

パルマと並んで、イタリアの2大生ハム産地であるSan Danieleは、ヴェネツィアからスロヴェニア方面に向かって、ウーディネの少し北に位置し、丘の上の街中にはプロシュット屋さんだらけ。もう15年近く昔、この近所に住むイタリア人の友人に連れて行ってもらって以来、すっかりここの生ハムが気に入ってしまいました。それらのお店のひとつ「Dall'Ava」の支店がパドヴァの南にあり、ボローニャからも1時間ちょっとで行けるので、日本から友達が来ると良く行っていました。

サン・ダニエレ産の生ハムは、日本では意外と知られていませんが、パルマ産に比べると甘く、噛む必要がないほど、口の中でじわ〜と解けるような柔らかさ。

最近は、日本でもすでに薄切りになっている物を手に入れる事は出来ますが、生ハムはやはりその場で切ってもらって、まだ油がぎとぎとの切り立て状態で食べるのが一番!イタリア国内でさえも、スーパーなどで薄切りの真空パックを買っても、全然味が違います。

久々のサン・ダニエレの生ハムだったので、写真を撮る事も忘れて、あっという間に食べてしまいました。子供達も大好きで、私も大好物の生ハムの前では、大人も子供もありません。早いもの勝ち!!

このお店の良いところは、パスタなどが半分の量でも頼める事。生ハムを沢山、パスタを少し食べたい、という時に最適です。

パスタさえも写真を撮る事を忘れてしまい、気がつくとすっかりお腹はいっぱい。
唯一、まだ若干お腹に余裕のあったパパさん達が注文したお肉料理を撮りました。
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牛肉のタリアータ

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この日のお薦め、イベリコ豚のタリアータ(すでに半分食べてしまいました。あしからず。。。)

実は、この前日、ここに食べに来る事が危うくなる事件がありました。

前日、主人がスイスの仕事から戻る予定でした。スイスからミラノまでは電車で、ミラノには車を置いてあったので、ミラノからは車で帰って来る予定でした。ミラノ駅に着いた主人は、2日前に泊まったホテルの近くに路駐してあった車を取りに行くと、なんと助手席の窓ガラスが全部割られて、カーナビを盗られてしまっていたのです。場所は住宅街で、特に危険な場所でもなかったのですが、うちの車の他にも何台か窓ガラスを壊されていた車があったそうです。

その時、時間は午後4時近く、もうすぐ陽が沈み冷え始めるのですが、とにもかくにも、助手席前開のまま高速に乗り、凍える思いをして、午後7時過ぎ、ボローニャに帰って来ました。

「窓ガラスを割られた!」とミラノの主人からの電話で聞いた時、正直、車の心配よりも、主人が寒い中ボローニャまで帰って来れるかどうかという心配よりも、生ハムを食べに行けるかどうかが心配でした(ごめんなさい)。

その日は、土曜日。そして翌日は、日曜日。修理工場はお休みです。最悪、良くイタリアで見かけるように、窓ガラスにビニールを張ってガムテープで止めて行くか、と思ったのですが、パドヴァまでは高速で行かなければならないので、やはり我が家の車では無理、という事になりました。幸い、一緒に行く事になっていた友人家族が車を2台持っていたので、その1台をお借りして、無事サン・ダニエレの生ハムを食べる事が出来ました。Kさん、感謝!

実は、わたくし、来月末に11年のイタリア生活に終止符を打ち、日本に完全帰国する事にしました。その前に、いくつか食べたい物があって、今回のサン・ダニエレの生ハムは、第2位に位置していたのです。一時は、この生ハムを食べずして、イタリアを離れるのか。。。と泣きそうになりましたが、食べられて良かった、良かった!

食べたい物リスト第1位のご報告は、また後日ゆっくり。
というわけで、しばらくは、食べ物の話が続くと思いますが、ご勘弁下さい。
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by carissimi | 2009-02-21 02:28 | イタリア美食事情
Pizzeria Tonino
先日、ボローニャのナポリピッツァのお店「トニーノTonino」に行きました。

実は、このお店、本店が東京・下高井戸にあり、その支店が2年前にこのボローニャに出来たのです。下高井戸のピッツァ職人であるナポリ出身のアントーニオ(通称トニーノ)さんのご兄弟が、ボローニャ店を切り盛りしていらっしゃいます。

妊娠前、毎月のようにナポリに歌のレッスンに通い、必ずナポリピッツァを食べていました。ナポリピッツァの生地のもちもち感とトマトソースの味にすっかり魅了され、それ以来、ボローニャでピッツァが食べられなくなっていました。そして、ボローニャにこのお店が出来た時は、「ボローニャで本物のナポリピッツァが食べられる!」と大喜びしました。しかも日本と縁のあるお店。

このお店には、東京のお店の様子が映し出されている大きなテレビがいくつかあります。なので、例えば、東京の友人と示し合わせておいて、東京の夜、イタリアの昼ご飯の時間に、テレビを通じて友達と挨拶する事が出来るという訳です。日本に帰ったら、ぜひボローニャの友達とやってみよう!

そして、このボローニャ店が、「真のナポリピッツァ協会」の認定を受け、その祝賀会が開かれました。シェフでこのお店のオーナーと友達のママ友が誘ってくれて、久々に夜子供をシッターさんに預けて出かけました。

実は、イタリアでこういうパーティに出かけるのは始めて。場所がピッツェリアとあって、お料理に期待が膨らみます!

開始時間8時ほぼちょうどにお店に入りましたが、すでにかなりの人(時間にルーズなイタリアでは珍しい)。

早速、食前酒をいただいた後、お店自慢のナポリピッツァをいただきに。
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やっぱり美味しい!生地のもちもち感がたまらない。
カメラマンも沢山来ていて、唯一と言って良い東洋人がピッツァにかぶりつく姿を、バシバシ撮られました。でも、美味しい物を目の前に、そんな事気にしていられない!

このお店はピッツァ以外のお料理、特に魚料理もご自慢です。

これは今日のメニュー。最後まで辿り着けるかなぁ〜。。。
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そして、キッチンの様子。
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しばらくすると、一口サイズのお料理が運ばれて来ました。
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そして、料理の間には、ボローニャのお偉いさんのスピーチや、電話でイタリアの有名な料理人との生中継やインタビューなどもあり、余興も凝っています。

そして、「真のナポリピッツァ協会」からのプレートの贈呈式。
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右が、トニーノさん。

しかし、気がつくと、時計の針はもうすぐ10時を指そうとしていました。

まだまだ寝かしつけは私がいないとだめな息子。「寝る前に帰ってくるからね」と約束してしまったので、まだ半分以上も残っているメニューに後ろ髪を引かれながら、最後にピッツァをもうひとつもらい、持ち帰えりました。

あぁ〜、楽しかった。美味しかった。
このお店は、お料理は勿論、店内もとても素敵で、カプリ島の青の洞窟を思わせるような内装です。ボローニャにお越しの際、ボローニャ料理に飽きたら、ぜひここにいらして下さい。駅からも近くて便利ですよ。


後日談:
祝賀会で最後の料理まで辿り着けなかった欲求不満が残ってしまったし、息子もだいぶ前から「ピッツァを食べたい」と言っていたので、翌日主人がアメリカから戻ったら夜家族でまた来よう、と考えていました。
しかし、祝賀会から帰宅すると、ほとんど寝始めていた息子は、私がドアを開ける音で起きてしまい、さらに、持ち帰ったピッツァを目ざとく見つけ、夜中の11時にそのピッツァをほぼまるまる1個食べてしまいました。しかも、翌日の幼稚園のお昼ご飯もピッツァで、親の我々はその晩ピッツァに行く気満々で幼稚園に彼を迎えに行くと、「やだ〜、もうピッツァいらな〜い」と、彼のピッツァ欲は、すっかり満たされてしまっていました。。。一方、私のピッツァ欲はさらに強くなるばかりです。。。
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by carissimi | 2009-02-12 23:35 | イタリア美食事情
秋の味覚 炸裂!!
いよいよ11月。

主人が1ヶ月ぶりにボローニャに戻って来たので、久々の外食!とばかりに、この数日、外で美味しい物を食べまくっておりました。

まず、木曜日には友人お薦めのボローニャ料理屋。10年住んでいても知らないお店はまだまだ沢山あります。このお店、我が家から街の反対側にある事もあり、全く知りませんでしたが、値段も味もサービスもとても良し。

まずは、サービスで出たモルタデッラ・ハムのサラダ。このボローニャ産のハムは、実はこれまで生でしか食べた事がなかったのですが、このお店では炭で少し焼き目を付けて、サラダ菜とパルメザンチーズと一緒に出してくれました。炭のいい薫りがして、これまた美味。
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そしてプリモは、冬のボローニャ定番料理「Tortellini in brodo(ブイヨンスープのトルテッリーニ)」を取りました。スープも綺麗な黄金色、Tortelliniの詰め物もとても美味しかったです。
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主人は「Maccheroncini al ragu’ di cavallo(馬肉のミートソースのマカロニ)」、
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友人はボローニャの代表料理「Tagliatelle al ragu’(ミートソースの手打ちパスタ)」を取りました。
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セコンドは、私はこの数日「にく〜!!」が食べたくて、カロリーも考えずステーキを取ってしまいました。。。意外にぺろっと食べれてしまった。。。
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主人は「馬ロース薄切り」
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友人は、これも冬のボローニャ定番料理「Bollito misto(茹で肉盛り合わせ)」を取りました。
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あぁ〜、久々のボローニャ料理。美味しかったぁ〜。勿論、その晩も夕食はお茶漬けでした。


そして、昨日土曜日。ボローニャ郊外のSasso Marconi サッソ・マルコーニという街の「Tartufesta(トリフ祭り)」に出かけました。今年は雨が少なく、トリフの量も今イチとあって、例年より値段が高いのだそうだ。まぁ、うちはどうせ買わないから、関係ないけど。。。
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こういうSagra(秋の味覚祭り)での楽しみは、いろんなスタンドの試食。焼きぐりやサラミ、チーズ、ワインなどをつまみながら、一通り回って、Crescentina クレシェンティーナ(揚げパンのようなエミリア州の食べ物)にCoppa di testa コッパ・ディ・テスタ(牛の頭部の肉で作るソーセージ)を挟んだ物とBurlenghi ブルレンギというSasso Marconi周辺の山の食べ物だそうで、ソーセージの中のひき肉を焼いた物とパルメザンチーズを薄いクレープに入れた物を食べました。
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この日も、これですでにお腹は満腹。夕食は、このsagraで買ったプーリア州特産のパン、チーズ、サラミと茹で野菜でした。

そして、本日日曜日。お天気が良かったので、友人家族とボローニャ郊外のアグリツーリズモで昼食。子連れで外食する時は、アグリツーリズモが最適です。ここは、広い原っぱもあるし、動物も沢山いて(牛や豚は、我々の食卓の上に載るのですが。。。)、子連れの家族が沢山来ます。
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まずプリモは、トリス(3種類のパスタ盛り合わせ)。
野菜のラザーニャ(ホワイトソースの牛乳もここで飼っている牛から取ったもの)。
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ポルチーニソースのリコッタ入りトルテッローネ。
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生ハムとズッキーニのファルファッラ。
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そしてセコンドは、「焼き肉の盛り合わせ」(これらのお肉もすべてここの家畜から作ったもの)。
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このアグリツーリズモは、食事の質量、お店の雰囲気、サービス、庭の広さなどすべてにおいて、これまで行ったアグリツーリズモの中でもトップ。今日は、昨日の雨で芝生が濡れていたのが唯一残念でした。

そして、今夜の夕食は、パス。さすがに全く食べる気になりません。

では、次の外食予定は。。。と言いたい所ですが、実は主人が帰国中行った健康診断で、「中性脂肪」の値が通常の2倍以上、という結果が出てしまいました。コレステロールの取り過ぎと運動不足が原因。

このブログを見た主人の両親が一言。「こんな食事をしてたら、そりゃあねぇ〜。」
でも、毎日こんな食事をしている訳ではありませんので、くれぐれも誤解のないように!

でも確かに運動不足です。こういう重い食事をしたら、その分消化するような運動をしなければ。

そこで主人は、ウォーキング宣言をしました。私もこのところちょっと怠けていたので、出産後履けなくなっていたブーツをこの冬履けるように、真剣にやろうっと。

そして、しばらく外食は封印!って、食い道楽夫婦の私たちが出来る訳ないでしょ!!しかも、来週末も違う街でトリフ祭りがあるのにぃ〜。

とにかく、野菜中心の食事とウォーキングを心がけま〜す。
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by carissimi | 2008-11-03 05:45 | イタリア美食事情
冬時間初日
冬時間初日の今日、日曜日。これでこの秋最後の暖かさか、と思う程、素晴らしいお天気でした。

朝から、山羊数匹と沢山の遊具のある、ボローニャ郊外の公園に友人家族と出かけ、子供達は思いっきり遊び、お昼はその近くにあるレストランで、美味しい「Spaghetti al vongole」を頂きました。

この1ヶ月母子家庭で、家ではたいして手の凝った料理もせず、外食もほとんどしなかったので、最近外で食べる事と美味しい魚料理に飢えておりました。

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眩しい日差しを浴びながら、久々にのんびりとした外食は、とても楽しいひと時。

食事の後も公園に戻り、原っぱの上で友人のパパはお昼ね、子供達は土遊び、我々ママはおしゃべり、と典型的な「イタリア的休日の過ごし方」でした。

さぁ、明日やっと主人がボローニャに戻って来ます。これからの我が家の休日の過ごし方は、ボローニャ周辺の村々で行われる「Sagra(味覚祭)巡り」です。また皆様にもご紹介したいと思います。
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by carissimi | 2008-10-27 07:05 | イタリア美食事情
やっぱりイタリアは美味しい〜!!
今回ボローニャに戻ってすぐ、郊外のレストランに行ったのに、それをアップするのを忘れていました。

一度偶然通りかかって入ろうとしたら満員で、それ以来気になっていたお店に、約1ヶ月前の週末行って来ました。ここは店の裏に池(Lagoラーゴ)があるので、お店の名前も「Il Laghetto イル・ラゲット」。池の方にテラスがはり出してあって、なかなかいい雰囲気。

土曜日だったのですが、お昼のメニューが13ユーロ(約2.000円)で、プリモ、セコンド、コントルノ(付け合わせの野菜)、水、ワイン、コーヒーが付きます。初体験のレストランでは、やはりプリモはボローニャ料理の定番「タリアテッレ・アッ・ラグー」
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セコンドは「ボローニャ風豚カツ」。薄い豚カツの中にチーズが入っております(ちょっと重い)。
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そして、付け合わせの焼き野菜。
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ちなみに主人は「Affettato misto ハムの盛り合わせ」を取りました。
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息子はテーブルについているのに飽きたら、池の中の鯉やカモにパンをあげて大喜び。外には、ブランコや滑り台などもあって、子連れにはお薦めの場所でした。

暖かくお天気の良い日には、このように郊外のレストランで食事をするには、ボローニャは本当に良いところです。

そして、ボローニャの郊外(と言っても隣町モデナ市なんですけど)にはヴィニョーラというサクランボの産地があります。この時期、毎年車でヴィニョーラ近郊の農家へ直接サクランボを買いに行っていたのですが、今年は主人がおらず車で行けないので、近所の八百屋で買うサクランボで辛抱。でも、先日ボローニャの中心のメルカートですんごいでかいサクランボを発見。ちょっと高かったのですが(1キロ8ユーロ、約1.300円)好奇心で買ってみました。これがすごくあま〜くて美味しかった。卵と並べてみました。卵はLの大きさです。
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こちらのサクランボは日本で売っているいわゆる「アメリカン・チェリー」のように赤紫のサクランボ。実は日本に居た頃は、この「アメリカン・チェリー」はあまり好きではなかったのですが、こちらに来て大好きになりました。逆に最近は、佐藤錦の方が、ちょっと固く甘さが足りないように感じるようになりました。

先週末には、そのヴィニョーラで「Sagra di cigliegi サクランボ収穫祭」がありました。行けなくて残念!!
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by carissimi | 2008-06-19 22:06 | イタリア美食事情
再度ボローニャ料理
今年もとうとう12月。師走に突入ですね。ボローニャもクリスマス市やイルミネーションで賑やかになってきました。いつもの日曜日は、ほとんどのお店が閉まって静かな街も、12月は日曜日もお店を開けるので、週末は買い物をする人で、すごいにぎわいです。

さて、先週末は、久々にいいお天気だったので、ボローニャの郊外のアグリトゥーリズモに昼食に出かけました。以前から気になっていた所で、ちょっとお散歩がてら早めに開店前に行って、様子を見て予約すると、50程の席は我々のテーブル以外すべて予約でした。この時点でかなりの期待感。

そして、益々期待感が増すのが、ご主人の風貌。なかなかの体格で、お腹も見事な出方。私は、「太っているシェフがいるレストランは美味しい」と信じています。

さて、まずプリモにやはり定番の「Tagliatelle al Ragu'」と自家製野菜のショート・パスタ。Tagliatelle の太さ、厚さもちょうどいいし、ミートソースも濃すぎずいいお味。それより何より自家製野菜のパスタ。オリーブソースのシンプルな味付けなのですが、野菜の甘さが引き立ってとても美味しかったです。
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プリモ二品

セコンドは、ボローニャ周辺の田舎料理「Crescentina(揚げパンのような物)」&「Affettati mista(薄切りハムの盛り合わせ)」と「Tagliata di manzo(牛肉のカット・ステーキ)」。Crescentinaはこれまで食べた中で一番大きい。しかも一番美味しいかも。
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Crescentina
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Affetati Misti
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Tagliata

今回も夕飯はパス。しかも前回の「Da Gianni」から立て続きに肉料理を食べたので、お肌にボツボツ吹き出物が。。。しばらく暴食は控えます。
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by carissimi | 2007-12-10 05:33 | イタリア美食事情
食欲の秋 第2弾
この数日は、毎日どんより曇りの天気。空気の冷たさもいよいよ例年のボローニャの冬、という感じ。良く人は「太陽の国イタリア」なんて言うけど、冬はぜ〜んぜん太陽が出ない。前にも書いたかもしれないが、日中は日の出る関東の冬に比べると、暗く寂しい。ボローニャ周辺は霧も多いので、日中でも3階の我が家の窓から何も外が見えないときがある。

こんな寒〜い季節になると、やっぱりそろそろあれが飲みたくなる。そう、Cioccolata calda(ホットチョコ)。それにホイップクリームをたっぷりのせる。すごいカロリーだよねぇ〜。でも、ラーメン屋などないこのイタリアで、外出先で寒い日の飲み物といえば、これぐらいなのだ(あとは、葉っぱではなくティーバックで出すあまり美味しくない紅茶ぐらい)。

昨年もこのブログで紹介したと思うが、今年も先週末ボローニャでチョコショーがあり、チェントロの数カ所に、イタリア中から集まったチョコレート屋の屋台が並んだ。今年も美味しいホットチョコを求めて、覗いてみた。今年はホットチョコに、ジンジャー味や唐辛子味などを加えた物が目立ったが、やはり私はオーソドックスにただのホットチョコを飲んだ。あ〜、やっぱり美味しいなぁ。体内の細胞に糖分が染み渡って行くって感じ。
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そして、ボローニャの冬の食べ物、と言えば「Bollito Misto ゆで肉の盛り合わせ」。茹でた鶏、牛、豚、牛タン、豚足、ソーセージなどを特製のSalsa Verde(緑のソース)で食べる。お店によってそれぞれ特徴があって、ソースも微妙に味が違う。「年末に日本に帰る前に、美味しいBollito Mistoを食べた〜い!」と思っていた私は、長年噂は聞いていたがなかなか行く機会のなかった、チェントロの「Da Gianni」というボローニャ料理のレストランに行った。さすが、評判だけの事はある!平日の昼なのに、50席ほどの店内はあっと言う間にいっぱいになり、断られる人もいる(良かったぁ〜、早めに行って)。しかも常連さんが多いらしい。

始めて行くレストランでは、プリモはやはり定番の「Tagliatelle al ragu' ミートソースのタリアテッレ」を食べる事にしている。ん〜、美味しい!手打ちパスタの厚さ、柔らかさと、ちょうどいい塩加減のミートソースとが素晴らしいコンビ。パルメジャンチーズもその場で削ってのせてくれる。

そして、セコンドは念願の「Bollito Misto」。ここは、Salsa Verdeの他に、「Peperonata(タマネギの煮込み)」と「Mostarda(クレモナ産の果物のシロップ漬け)」の3種類のソースが出た。どれもこれもいいお味。
お店の雰囲気も店員さんの応対もとても良いし、これまでに食べたチェントロのボローニャ料理のお店の中で、3本の指に入るかも。。。
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ちなみに主人は、これも冬の食べ物(主にトスカーナ地方の)である「Trippa牛の胃袋の煮込み」を食べました。ヘビ〜!!
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そして、いつもの通り、ぜ〜んぜんお腹がすかず、その日も軽めの夕食でした。。。
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by carissimi | 2007-11-23 18:52 | イタリア美食事情
芸術の秋、読書の秋、そして食欲の秋
いよいよ本格的な秋到来、と思いきや、まだまだ日差しの強い日が続いているボローニャです。でも、暦はやはり秋なのですから、コンサートも盛んな「芸術の秋」。そして、「読書の秋」。夏の音楽祭以降溜まりに溜っていた読みたかった本を、このところ片っ端から読んでおります。

その中で特に面白かったのが、若桑みどり著「クアトロ・ラガッツィ」。来夏、天正少年使節団に関するコンサートに出演する事になり、勉強に、と思って買ったのですが、これがなかなか面白いのです。天正少年使節団については勿論、その時代背景、特に戦国時代末期の西日本の藩の情勢、信長暗殺の新事実、キリシタン迫害までの時代の流れ、26聖人の殉教の詳細などなど、日本だけでなくヴァチカンやポルトガルにある古文書などからの資料に基いた、550頁もの長編ですが、あっという間に読んでしまいました。40年以上も前にローマ留学の経験を持つ筆者の所々に挟まれた個人的コメントも大変おかしく、ぜひ一度この方にお目にかかりたい、と思っていた所、数日前にネット・ニュースで若桑さんの訃報を知り、大変残念に思いました。実はこの方、大学での主人のイタリア語の先生だったのでした。

さて、今日の本題です。やはり秋は「食欲の秋」でしょう。9月10月と外食をする機会がありましたので、美味しかった料理をいくつかご紹介致します。

まず、9月中旬に我が家の近所の老舗「Bitone」に行きました。ここは以前から大変気になっていたのですが、かなり高級なお店だといううわさで、子連れでは入れないし、なかなか行く機会がありませんでした。9月中旬に息子の幼稚園で給食が始まり、24日は結婚記念日でもあったので、息子のいないお昼に夫婦二人でお祝いがてら、食事に行く事にしました。やはり歴史あるお店とあって、内装は大変ゴージャス、店員もとても親切で、食事前にシャンパンとチーズののったクロスティーニのサービスがありました。そして、メニューを開けて見て、びっ、びっくり。なんと一皿20ユーロ(約3.200円)以上。最近、プリモが10ユーロ以上だったら高いよね〜、なんて感覚になっていたのですが、どれもその倍以上。でも、この値段なら美味しい事間違い無いだろうと、かなり期待に胸は膨らみ、プリモはやはり伝統的な「Tagliatelle al ragu'」c0053696_7265822.jpgと、この店オリジナルの「Tortelli d'oro」を取りました。c0053696_727278.jpg(ちなみに、この二皿を二人用に半分づつにしてもらったので、写真は一人分の半分の量です)セコンドは、私は大好きな羊のグリル、c0053696_7274855.jpg主人は「Cotolettta alla bolognese(薄い豚カツにチーズがかかったもの)」c0053696_728762.jpgを取りました。ここですでにかなりお腹もお財布もきつくなっていたのですが、気になるデザートをほんの少しだけ頼んだところ、そのデザート一皿が10ユーロ、通常のプリモ一皿分の値段でした。。。でも、やはり老舗とあって、味も盛りつけもサービスもすべてに隙がありません。ただ、唯一のマイナス点は、店内にFMが流れていた事。だったらいっそ音楽も何も無い方が良かった。。。

さて、その数日後の週末、ボローニャの東にあるイモラという町に美味しいお魚料理を食べに行きました。ここは以前、最近頼りにしているイタリアのスロー・フード協会発行のガイドブックを見て一度行って、ボローニャ料理を食べたのですが、一緒に行った友人が取った魚料理が大変美味しそうで、「次は魚料理を食べに近々また行こう」と主人と話していました。そして、この日のヒットは「Tagliata di tonno」。生のまぐろを少しあぶり、塩とオリーヴオイルをかけていただきます。
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これが大変な美味!「この次はお醤油とわさびが持参だね」なんて話していたら、ご主人が「お醤油とわさび、あるよ」ですって。次回は和風で試してみよう。

そして来月頭、パリから音楽仲間がボローニャに観光に来たので、今度は街中でボローニャ料理の美味しいお店に行きました。やはり美食の街とあって、ボローニャの街中には美味しいお店は沢山あるのですが、月曜日とあって手頃なお値段のお店はお休みが多いのです。月曜日に空いている大変有り難いお店で、伝統的なボローニャ料理にこだわった「Seghei」というお店に行きました。こじんまりとした家族経営のお店で、見事にボローニャ料理しかなく、ワインでさえもお隣の町のモデナの物さえも置いていません。手作りの詰め物パスタの入った「Tortelli in brodo」をプリモ、「Faraone(ホロホロチョウ) alla griglia」をセコンドとして取りました。このTortellini、スープはいわゆる野菜とお肉のブイオンで最近家でも作るのですが、なかなか難しい。ここのは本当にちょうどいい味と澄んだスープ。大変美味しゅうございました。値段は先述のBitoneの半額以下ですが、味は決して劣ってはいません。以前にもベルギーから来た音楽仲間を連れて来たら、「こんなに美味しい物食べてたら、勉強出来ないでしょ〜」と言われました。ボローニャにお越しの際は、ぜひ皆さんもいらして下さい。ボローニャの街中で一押しのお店です。

そして、そして、先週末はイギリスからのお客様を連れて、ボローニャの郊外のお店へ。ここは、ボローニャの田舎で食事をしたい時に以前から通っていました。まだまだいいお天気が続いていたので、ドライブがてら食事に来ました。ボローニャは車で10分も走ると、すぐ沢山の丘があり、その中には美味しいレストランが点在しています。ここも典型的ボローニャ料理。まずは、「Crescentina」と呼ばれる揚げパンとサラミの盛り合わせ。c0053696_7284826.jpgその後は、季節でもあったので「porcini」という松茸のような香の良いきのこの生野菜とグリル、そして牛フィレ・ステーキと焼き野菜の盛り合わせを取りました。c0053696_729783.jpg勿論これを3人で分けたのですよ。適度な風に吹かれて、大変心地よい昼食となりました。

今回は、息子の給食が始まったので、お昼に街中の新しいレストラン開拓を再開出来た事もあり、外食の機会が多かったです。これから寒くなると「Bollito misto(ゆで肉の盛り合わせ)」や「Trippa(牛の胃袋)」が美味しいですなぁ。

今週末に3週間程帰国しますが、日本も美味しい季節だな〜。今回は、前回のような忙しい滞在ではないし、北海道旅行もあるので、美味しい物をいろいろ食べよう!まずは、おでんとさんまの塩焼き。
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by carissimi | 2007-10-15 07:43 | イタリア美食事情
チョコ・ショー(2006年11月23日投稿)
11月に入り、ボローニャはもうすっかり冬の寒さです。今年は8月が涼しく9月10月と多少暖かい日もあったものの、なんだか秋がすご〜く短く、あっという間に冬になってしまったような気がします。夏は、あんなに空が青くて日差しがきついイタリアですが、冬になるとボローニャ周辺は霧が多く、常に雲が低く垂れ込めて、とても暗く感じます。こういう季節に外に出ている時は、バールでホット・チョコレートを飲むのが楽しみのひとつです。バールによっても多少味が違いますが、私はホット・チョコの上にたっぷりのホイップクリームを乗せて飲むのがお気に入り。「そろそろホット・チョコが恋しいなぁ」と思い始めた先週末、ボローニャのチェントロ(中心地)で、「チョコ・ショー」なるイヴェントがありました。いくつかの広場に、イタリア中のチョコレート屋が集まり、それぞれ自慢の商品を売っているのです。もちろん、ホット・チョコもあります。
何しろ最終日の日曜日とあって、すごい混雑で、とてもベビーカーを押しながらゆっくり廻れる状態ではなかったのですが、せめてホット・チャコだけでも飲もうと思い、物色。気になった二カ所のホット・チョコを飲みました。
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(チョコレートで出来たボローニャのシンボル、ツインタワー)
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(心も体も温まるホット・チョコレート)
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by carissimi | 2006-12-04 05:25 | イタリア美食事情
イタリア式秋祭り
さぁ、今日から10月。いよいよ本格的な秋到来。と思いきや、ボローニャはまだ昼間はタンクトップでも歩けるような暑さです。

でもでも、やっぱり気分は秋。勉強の秋。読書の秋。実りの秋。そして食欲の秋。私は夏って毎年食欲が減るのですが(でも普通の人よりはあります)、やはり秋になると通常の食欲に戻ります。

そして、イタリアの秋の我が家の楽しみは、サグラ巡り。この時期、ボローニャ周辺の村々で、Sagra (サグラ)と呼ばれるお祭りがあります。日本で言う収穫祭みたいな物かな。時には、ワインのサグラだったり、肉のグリル焼きのサグラだったり、栗やトリフ、ぶどう、ジャガイモなどなど様々ですが、今日はボローニャやモデナ周辺の名物であるニョッコ・フリット(揚げパンみたいな物ですが)のサグラに行きました。
(「第14回 ニョッコ・フリット祭」 下には「41mのニョッコ」と書いてあります。どうやって揚げるの?)
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このニョッコ・フリットなる物。ボローニャ周辺ではクレシャンティーナと呼ばれますが、モデナの近くになるとニョッコ・フリットと呼ばれ、生ハムやチーズを挟んで食べます。今日訪れたカステッリーノ・ディ・サッラヴァッレという村も、ボローニャからモデナ方面の丘の中にあります。

コッリーナ・ボロニェーゼと呼ばれるこの辺の丘は、たくさんのかわいい村々が存在し、美味しいワインもたくさん生産されています。休日には、車でその丘にあるワイン農家を巡ってワインを仕入れたり、丘の上にある美味しいレストランでお昼を食べたり、自然の中をお散歩したり、というのが我が家の休日の過ごし方です。

そして、今日はお昼ご飯に合わせてこの村に向かいました。そこにはニョッコやティジェッラ(マフィンみたいなパン)を食べるコーナーや、ポレンタ(トウモロコシの粉を固めて焼いた物)を食べさせるコーナー、そしてボローニャの名物料理を食べさせるレストランなど食事が出来る場所以外にも、子供用の遊び場、市場、農作業車の展覧会など、今まで行ったサグラの中でもかなり規模の大きい物でした。

食いしん坊の私たちは、まず今日の主役であるニョッコ・フリットとティジェッラを食べ、その後ソーセージ入りのパスタと豚のすね肉の丸焼きを食べました。もちろん美味しかったですよぉ〜。
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(左:コッパ・ディ・テスタ入りのニョッコ、右:チーズ入りのティジェッラ)
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(左:豚のすね肉の丸焼き、右:ソーセージのパスタ)

そして、しばらく市場を回ったり、農作業車の競走を観た後、私はニョッコ・フリットの作り方教室に参加しました。このニョッコ・フリットはボローニャの食べ物の中でも私の大好物のひとつ。ぜひぜひいつか作り方を習いたいと思っていたので、張り切って参加しました。始めてみると意外にとても簡単。小麦粉とイースト菌、少量の塩、サラダ油、牛乳を混ぜてこね、ラードで30秒ほど揚げるだけ。これなら子供のおやつとしても簡単に作れます。そして、しっかりおみやげに、残った生地と出来上がったニョッコと修了書をもらってきました。
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しかし、今日も食べた、食べた。今夜の夕飯は持ち帰ったニョッコの残りとサラダだけです。。。さぁ、次は何のサグラに行こうかなぁ???
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by carissimi | 2006-10-02 05:08 | イタリア美食事情