カテゴリ:イタリア育児事情( 11 )
秋になりました。
すっかりご無沙汰しております。
この夏、2ヶ月半、どっぷり日本で過ごしました。前半は仕事中心でしたが、後半は子供と一緒に、パン作り教室、水泳教室、水族館、親子でイタリア語講座、トーマス博、トミカ博、温泉、ぶどう狩りなど、いろいろなイヴェントに出かけ、日本の夏休みを満喫致しました。やはり日本は子供イヴェントが充実していますね。

椿山荘でのお昼付きパン作り教室は、お盆中旅行に行けなかった我々にはちょうどいいイヴェントでした。お米の粉で作った生地でアンパンマンなどを作って、お昼を頂いている間焼いてくれます。上二つが我が家の作品です。
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ランチプレートも豪華。
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デザートも種類がいっぱい。
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9月半ばイタリアに戻り、早速子供は翌日から元気に幼稚園に通い始めました。何しろ2ヶ月半ぶりのイタリア語ですから、少々心配していましたが、子供の脳はすごいです。日本から乗り換えのウィーンの空港に着いて西洋人を見るなり、イタリア語で話し始めました。幼稚園も初日から全く問題なく通っています。前回かなりひどかった時差ぼけ(夜中2時に起きご飯を食べ、朝までひと通り遊んでそのまま幼稚園に出かけ、夕方6時頃に寝てしまう、という生活が4〜5日続きました)も、今回は全くありませんでした。

ボローニャは、日本より少々早く秋が始まったようです。日中は秋晴れですが、朝晩はかなり冷え始めました。イタリア人にしては趣味が悪いなぁ〜、と個人的に思っている冬用のキルティングのコートを来ている人を見かけるようになりました。

そんな中、息子の幼稚園主催の大掛かりな子供祭り、幼稚園のぶどう狩り、子供のお友達のお誕生会&ピクニックなど、楽しく過ごしております。

まず子供祭りは、息子のカトリック系幼稚園が所属する協会主催で、すでに32回を数えるのですが、週末2日間街の大きな公園で、絵本市、演劇、コンサート、父兄や先生が手伝う食堂やゲーム、工作教室、バレエ教室体験、ソーセージ作り体験やボローニャ名産の試食会まであり、1日中楽しめます。今年はこの週末、毋子だけで過ごさなければならなかったので、お昼ご飯を食べがてら2日間とも出かけました。幼稚園のお友達も来ていて、すっかり日が暮れるまで走り回っていました。

そして、ぶどう狩りは、息子のクラスのお友達のおじいさんがボローニャ郊外にぶどう園を持っていて、孫のクラスのお友達のためにぶどう狩りをさせてくれました。息子はぶどうも大好きだし、去年、バスで幼稚園の遠足を体験して以来、すっかり遠足が好きになり、とても楽しみにして出かけました。そのぶどう園にぶたや牛やうさぎなどの動物もいたようで、子供達にとっていい体験になったようです。父兄がこんな計らいをしてくれるなんて、東京ではなかなかない事ですね。

東京ではなかなか出来ない事と言えば、昨日の日曜日、お友達のお誕生日で、ボローニャの丘にその家族が持っている畑で、ピクニックがありました。幸いお天気に恵まれ、秋野菜を植えるのを子供達に手伝わせてくれて、その後木陰でお昼ご飯とケーキをいただき、子供達はブーメランや凧を飛ばしたり、団栗広いをしたり、大変楽しい1日でした。この丘からは、ボローニャのシンボル、サン・ルーカ教会が見え、素晴らしい眺め。ボローニャには、街中から車で10分も行けば、このような素晴らしい景色の場所がたくさんあるのです。朝起きてから天気を見て、「じゃ、お弁当持ってちょっと出かけるか」と決められる距離。東京ではなかなか出来ない事です。いつか日本に完全帰国した時、ボローニャが恋しくなるのは、ボローニャの美味しい料理と、この素晴らしい眺めとゆったりした時間ですね。
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しばらくイタリアの秋の味覚、芸術の秋、を楽しみたいと思います。
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by carissimi | 2008-09-30 03:51 | イタリア育児事情
次は・・・・・
息子の額の傷がやっと落ち着いた、と思っていたところ、1週間前に幼稚園で水疱瘡をもらってきた。流行っている、と聞いていたし、いつかはやるだろう、と思っていたけれど、よりによって、旦那の居ない、しかも3連休の日曜日に熱を出した。しかたなく、タクシーを呼び、救急病院に連れて行ったが、3週間前に額と切った時に行った時とは違って、予想通り3連休の中日は混み合っていた。熱もあるし、移る病気だから、すぐに隔離室に連れて行かれて診てもらえるだろう、と安易に考えていたのが、甘かった。。。

受付を済ますと「あちらで待っていて」と、他の子供がいる待ち合い室を指した。さすがにそれは、と思い、ちょっと離れた風通しのいい廊下の椅子で待っていた。17キロ近い息子は抱っこで寝てしまい、おかげでこちらは翌日から腕が筋肉痛。「ミラビランディア(ラヴェンナにあるテーマパーク)に行くはずだったのに、日曜日に病院とはねぇ〜」と、息子の突然の風邪にぼやいているお母さんもいる。まぁ、子供がいるとなかなか予定通りの行動は出来ない。。。

そうこうしているうちに、待つ事15分ほどして、呼ばれた。一通り、いつから発疹が出たか、熱はいつからどれぐれい出たか、いつから水疱瘡だと思ったか、などを聞かれ、もう一人の先生が発疹の出ている部分と状態をチェックして、5分ほどで診察は終わった。

ここまではまぁ、とりあえずイタリアにしては順調な方、と思っていたのだが、やはり問題は薬局。こちらのシステムは、病院で処方箋を書いてもらい、それを薬局に持って行って薬を買う。日本だと同じようなシステムでも、大体その病院の近くにいくつも薬局はあるものだ。しかも日曜日でも開いているところは沢山ある。しかし、ここはイタリア。街の中心の大きな公営薬局は24時間空いているが、日曜は大体が閉まっていて、当番制で休日に開ける。案の定、うちの近くの薬局は開いていない。一番近くてバスで3つ目の停留所。

この日は、息子が熱を出していつもより甘えん坊になっていて、彼を残して一人で買いに出るわけにもいかないし、ましてや水疱瘡の彼を連れてバスに乗るわけにもいかない。つくづくイタリアの医療制度の不便さを感じた。

仕方なく、近所に住む数週間前に水疱瘡になった幼稚園友達のお宅に電話をして、薬が余っていないか聞いたところ、そのお母さんが自転車で買いに行って届けてくれる事になった。有り難や!
とりあえず、家になった熱冷ましで熱は下がり、発疹のかゆみもあまりなく、順調に回復へ向かった。

実は、明日から、主人のいるドイツへ行く予定にしていたので、間に合うかどうかぎりぎり、というところだった。それで発病後6日目の昨日、お医者さんに往診してもらった。恐る恐る、その翌々日から旅行の予定がある事を話すと、先生は「ん〜、飛行機でしょぉ?」と難しい顔。が、息子の発疹の状態を入念にチェックして、もうどれもかさぶたになっているし、法律上が5日目まで外出禁止で出発の日は1週間経っているから大丈夫、とお許しをもらった。

「ほっ!」もうこれで3週間以上も息子はパパに会っていないし、私も母子家庭に飽き始めていたところ。良かったぁ〜。
これで、晴れて、明日から少し気分転換の旅に行って来ま〜す!!
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by carissimi | 2008-06-05 21:35 | イタリア育児事情
戻って早々。
先週、ボローニャに戻りました。戻って翌日、息子は時差ぼけのまま幼稚園に出かけ、なんと頭を3針縫う怪我をしてしまいました。

ボローニャ空港に夜7時頃着くと、家へ向かう車の中ですでに寝てしまい、家に着いて着替えさせようが何しようが全然起きず、でも、夜中の3時に目が覚めて久しぶりのおもちゃで遊んでそのまま幼稚園へ行く時間に。まぁ、幼稚園でお昼寝があるからいいだろう、と思ってそのまま行かせ、私たちはお昼過ぎに買い出しに郊外の大型スーパーへ向かいました。

その買い物の途中、主人の携帯に幼稚園から電話が来て、なんと息子が頭を切ったので病院に連れて行った方が良い、との事!とりあえず、買い物かごの中に入れていた物を元の場所に投げ戻し、急いで幼稚園に向かうと、一人でつまずいて木のベンチの角に額をぶつけたらしく、右の額が幅2センチくらいざっくり切れて、骨まで見えていました。。。先生が氷を当ててくれていたので、血は止まっていましたが、けっこうショッキングな傷。骨ってああやって見えるんだぁ〜。。。けっこう真っ白。

そして、近所の緊急病院に連れて行き、案の定3針縫う事に。局部麻酔をして治療をするのかと思ったら、何にもしないで縫い始めるので、ちょっとびっくり!先生2人と親2人で頭から足までがんじがらめにして、15分ぐらいで治療は終わりました。針を刺す時にはやっぱり痛かったらしく「Basta! バスタ〜ァァァ!!(日本語で、「もういい〜!」という意味)」と泣き叫んでいましたが、終わったらケロっとしていて、先生に「Sei stato bravo(おりこうさんだったねぇ〜)!」と言われると、「Ho 4 anni (4歳だもん)」なんて答えていたので、頭は正常に動いているようでした。

その後、小児科の先生が、目や耳、鼻や手足の動きに異常がないか診察してくれましたが、先生が「目をつむって指で鼻をさわってごらん」って言うと、鼻の穴に指をつっこんでふざけるような余裕があったので、とりあえずどこも異常はないようです(と言うか、ひどくなった???)。

その夜は、時差ぼけと結局お昼寝もしなかったので疲れもあってか、泣いたり夢でうなされるような事もなく、7時過ぎから翌朝6時までぐっすり寝て、翌日から普通通りに幼稚園に行きました。

そして昨日、抜糸をしました。傷口も綺麗に閉じていましたが、多少傷は残るだろう、という事。でも男だし、主人も似たような場所に傷があるので、我が家の男のシンボル、という事でしょう。男の子なので生傷は絶えないだろうと、覚悟はしていましたが、でも骨が見えた時はショックでした。。。

でも、こういう傷の時は、日本でも麻酔しないものですかぁ〜???こちらのお友達の子供も、顎を3針縫った時に麻酔をしなかったそうです。息子の場合は、傷口のところだけに穴が開いた布を顔にかけて、針や鋏が近づいて来るのを見えないようにしてくれていましたが。

まぁ、とにかくこの怪我も自分でつまずいた事が原因。他の子に押されたとか、突き飛ばされた、とかでなくて良かったです。やっかいな問題になりますからねぇ。

イタリアに戻って早々、ちょっとひやっとした出来事でした。
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by carissimi | 2008-05-17 04:45 | イタリア育児事情
子供服
先週、ボローニャに戻った。こちらも朝晩は冷えるものの、意外に日中はお日様が出て暖かい。。。と思いきや、今週になってから寒くなって来た。空もグレーの雲が重〜く、いよいよ本格的なイタリアの冬、という感じ。

そして、早速風邪をひいてしまった。この2週間は母子家庭のため、体調を壊さないように注意はしていたものの、飛行機の中かボローニャの街中かどこかで菌をもらってきてしまったらしい。朝起きると熱が39度近く。日曜日だったため、子供に一人でおりこうさんに遊んでいてくれるよう頼んで、午前中はゆっくり寝た。午後になって案の定、一人遊びに飽きて来た息子が「一緒に遊んで〜。起きて〜。」とだだをこね始めた。ちょうど薬を飲んでこれからいよいよ汗が出始める。。。という時だったのに、すっかりタイミングを逃してしまった。とにもかくにも2日後には熱は下がり、まだ咳や鼻風邪が残る物の、ようやくPCにゆっくり向かえるようになった。

さて、今回の3週間の帰国は、ひたすらリラックスに徹した。夏の2ヶ月間の帰国は一瞬の気のゆるみも許さない程多忙だったため、温泉に行く暇も、大好きな焼き肉を食べに行く暇もなかった。が、今回は帰国翌日、早速近くの豊島園の温泉を初体験。開店と同時に昼食を挟んで、息子の託児所のお迎え時間まで、約5時間強、アカスリ、マッサージ、フェイシャルエステのフルコースで、心身ともにリラックスした。日本は本当に素晴らしい。こんなすぐ入れる温泉が東京都内でも至る所にある。先日のようにイタリアで風邪をひくと、すっかり気が弱くなってしまい、こういう日本の良さが普通以上に懐かしい。。。寝込んでいても、出前で鍋焼きうどんだって、鮨だって、ピッツァだって食べられるし。イタリアみたいに、いつもいつもピッツァの出前、って気にはなれないよなぁ〜。

話は脱線してしまったが、今回の帰国でも、日本とイタリアの育児事情の違いを感じる事がいくつかあった。まずは、子供服。子供が幼稚園に行くようになって、普段着のお着替え服が沢山必要になった。日本に帰るまで待とうかと思ったが、その前に冬物が必要になったので、チェントロの子供服のセコハンのお店に行ってみた。小さい穴が空いていたり、ファースナーが壊れたりしているものの、動き安そうなズボンを2〜3着ゲット。1着4ユーロから5ユーロ(約800円)。普段10ユーロ以下でなんて子供服は買えないので、いい買い物が出来た!なんて思っていたが、もう少し待てば良かった。。。日本に帰ってみると、近所のスーパーや子供服専門店で、750円や699円で新品のズボンがあるある、しかも息子の大好きなトーマスやカーズのキャラクター物も。やっぱり日本は安い!それに生地や縫い方もいい。何より、イタリアの服みたいに息子には袖やズボン丈が長過ぎたり、襟ぐりが狭かったりなんて事はなく、日本人100%の息子の体型に合う。そして、スーケースにいっぱいに子供服を買い込んでしまった。いくら幼稚園に着替え服が必要だからって、1日3回も4回も着替える程は必要ないのに。。。
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by carissimi | 2007-11-19 22:43 | イタリア育児事情
幼稚園入園申込
先日、息子の保育園でシラミ騒動があった話を書きましたが、先日、ボローニャで週1回日本人ママさんとやっている「日本の絵本を読み聞かせる会」の集まりに行ったところ、他の幼稚園でも出たとか。。。やっぱりこちらでは良くある話でした。シラミ退治用のシャンプーもあるとか。この時期に繁殖しやすいのかしら???

さて、この「読み聞かせの会」での最近の話題は、1月末にあった幼稚園の入園申込について。こちらは9月に新学期が始まりますが、1月後半に通いたい幼稚園の候補をいくつか提出して、春に発表されます。なので、必ずしも第1希望の幼稚園に入れるとは限りません。

ボローニャの幼稚園は、住んでいる学区内の幼稚園から選ぶ訳ですが、チェントロ(中心地)には庭の広い幼稚園が少なく、建物も古かったりします。そんな中で人気があるのが、ボローニャからバスで15分程の丘の上にある幼稚園。チェントロからいくつもの送迎バスが出ていて、丘の上にあるので空気の良い。しかもよっぽど大雨でない限り、冬でも外で遊ばすとか。なので、風邪をひく子が本当にいないらしい。

ここは学区としてはチェントロのある区域に属する事になっているので、通える子は基本的にその学区の子だけ。でも、喘息を持っているとか、何か正当な理由があれば学区外でも入れるらしい。

すごい競争率らしいが、「読み聞かせの会」の中で、この学区に住んでいるママさんは第1候補に入れ、その説明会に行った時の話を聞くと、子供が親と離れて泣かないか心配するイタリア人のママさんから「朝、送迎バスに親は乗れるのですか?」という質問が出たとか。先生は「だめです。子供は大丈夫ですから、ご心配なく。」と仰ったそうだが、その後が笑える。その先生は「それと、くれぐれも車でバスの後を追わないで下さい!」と言われたそうだ。この過保護国イタリアなら、そんなママさん、いそぉ〜。絶対、いる、いる(笑)。

まぁ、そんなこんなで先月はボローニャでも子供の幼稚園選びで、ママさんにとって大変な時期でした。
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by carissimi | 2007-02-07 18:42 | イタリア育児事情
幼稚園選び(2006年11月20日投稿)
今回の帰国中、いつも帰国した時に遊んでくれるママ友達にとっては、大変な時期でした。というのも、日本では11月頭は、幼稚園の入園手続きの時期。
お腹が大きい時からのつきあいで、機会がある毎に集まっては、お互いの子供の成長を楽しんでいましたが、「もうその子達も幼稚園に行く年かぁ」と感慨深かったり、ママ友達の幼稚園選びの話を聞いていると「大変だなぁ」と他人事のように感心してみたり。児童館でも子供のリトミック仲間の間でも幼稚園の話ばかりでした。やはりどのママさん達も自分の子供の最初の学校となると、事ある毎に見学に行ったり、周りの先輩ママさんからの情報を集めたり、本当に大変そう。私も日本にいたら、きっとこの話の中心になって、情報を集めまくっていたと思います。ママさん達の選ぶ基準は、それぞれの幼稚園の教育方針(制服のかわいらしさで選ぶ人もいるようですが)や清潔感があるかや園庭が広いかなどの環境。日本の幼稚園はほとんどが私立で、それぞれ独自の教育方針を打ち出しています。のびのび育てる所や、行儀作法を重視する所、お受験を目指す所。もちろん入学金、授業料が必要。
願書提出の日も二つの幼稚園を掛け持ちしている親は、パパが会社を休んで片方の願書を出しに行くとか、面接時間が重ならないように片方を朝早く並んで出して、もう片方は午後に出しに行くとか、作戦を練っていました。
一方イタリアの幼稚園は、そういう意味では親の負担はかなり少ないかも。まず、ほとんどが公立の幼稚園で入学金・授業料はただ(保育園は親の収入額に寄った額を払います)。ただし昼食を食べる子は1日5ユーロ(約750円)払います。
そして、幼稚園選びは、春先になると自治体から幼稚園入学の連絡が届いて、自分の家の学区からいくつか候補を選んで自治体に届けます。そうすると、自治体の方で選んでくれます(なので第1希望にならない事も)。
時間は、8時から9時の間に登園し、お昼を食べない子は12時頃まで、食べる子は5時まで残ります。日本に比べるとかなり長く幼稚園に預ける事が出来るわけです。というのも、イタリアのママさんはほとんどが働いているから。
でもまぁ、とにかく日本のママ友達もみんな希望の幼稚園に子供達を入れられたようで、良かった良かった。でも、これから帰国した時にみんな幼稚園に行ってしまうので、あまりみんなと遊べなくなると思うと、それも少し寂しいなぁ。。。
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by carissimi | 2006-12-04 05:19 | イタリア育児事情
イタリアの育児費用 その2
息子の保育園生活5日目の昨日、昼食後12時半に迎えに行くと、庭で車に乗って遊んでいた息子は、私の顔を見るなり「帰らない!」。他のお母さん達が次々と子供と外に出るのを見ても、知らん顔して車で遊び続けています。昨日の午後は、電車で40分ほどの街へ主人のリハーサルを聴きに行く事になっていたので、乗り物好きな息子に「電車に乗るんだよぉ」と誘って、やっと外に連れ出しました。そして6日目の今朝は、9時に保育園に行くとすでに朝のおやつの用意がされていて、息子はさっさとみんなと一緒にテーブルへ。私が「バイバイ。ママにバーチョ(キス)して。」と言っても、「チャオチャオ〜」と一瞥。初めの2,3日の騒ぎは嘘のようです。

さて、昨日の続き。

おむつやミルクなどの値段はどうかというと、これも高い。日本では、これらは安い薬局で大量に安売りされているのが当たり前ですが、こちらはそんなことはありません。普通にスーパーか薬局で買います。薬局で買う方が高いので、我が家は大型スーパーでの安売りを狙って買いますが、例えば、日本にもあるパンパースのオムツ、これはイタリアでは32枚入りのパンツタイプが17.90ユーロ、約2.700円。日本ではパンパースは高い方ですが、2.000円はしないですよね。
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ミルクは、安めの物で900gの粉ミルクが9.00ユーロ、約1.350円。勿論日本のように二缶でおまけ付き、なんていうのはありませんし、外出用の1回ずつのパックなんて便利な物もありません。
1年ほど前にイタリアのニュースでも「イタリアの粉ミルクやおむつはヨーロッパの中でも高い」とやっていました。周りにもイタリアは高いので、ご主人が仕事でドイツに行くときに買ってきてもらう、とか、インターネットでドイツの製品を取り寄せる、なんて人もいました。
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離乳食は、イタリアはフルーツや野菜、魚、肉など一種類ずつが100gぐらいの瓶詰めになっている物が多く、外出や旅行の時に持参すると重い、重い。一方日本の物は、プラスティックのパック入りで軽く、しかも中華風野菜の煮物とひじき入りご飯のセットとか、西洋風野菜煮とピラフのセットとか、おかずとうどんとかまるでお弁当のようになっていて、スプーン付きで温めてそのまま食べられる物が多いのです。帰国すると大量に買って、イタリアのママ友におみやげにするととても喜ばれました。
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子供服も日本では、「あかちゃん本舗」や「西松屋」みたいな子供専門のお店や近所のスーパーでも、シーズン末のセールでズボンやTシャツが500円以下で売っているので、翌年用の大きめのサイズを買います。しかもけっこう生地もしっかりしています。こちらは、子供専門のお店の物は高いし、スーパーの物は安いけれどあまりいい製品ではありません。スーパーでもズボンは最低1.500円ぐらいします。メルカート(市場)でも安く子供服を売っていますが、日本で買える程の安さと質の良さではありません。

イタリアの服は、デザインや色使いがとても素敵なのですが、やはりこれは西洋人だから似合うのです。100%日本人の息子には、パステルカラーのかわいい色使いは似合いません。しかも東洋人の子は西洋人の子に比べて、頭が大きいので、こちらの上からかぶるタイプの服は着せるのが大変。生まれた直後のまだ首が座っていない時は特に、イタリアの上からかぶせるボディタイプより前で結ぶ日本の着物タイプの方が断然便利でした。
それに、東洋人は手足だって短いから、イタリアの服を着せても残念ながらあまりかっこよくありません。

と言うわけで、我が家はイタリアに住んでいながら、子供製品はほとんど日本製です。

と、このように、おむつやミルクは約3割高、服も2倍近くします。しかも今はユーロがめちゃくちゃ高くて、私たちがイタリアに住み始めた頃の物価の2倍はしています。もう買い物天国イタリアなんて伝説ですよ。今は日本で買い物をした方が断然安いです。100円ショップもあるし(イタリアの99セントショップで売っている物なんて、ちゃちー物ばかりです)。

ちなみに、日本のベビー用品メーカー「アプリカ」のお店が、ミラノの高級ショッピング通りのモンテ・ナポレオーネ通りにあります。このお店にあるベビーカーは、全部革張りとかすごいフリル付きとか、かなりセレブ向けのモデルで、勿論値段もそれなりです。しかもこの通りの周辺には「ミキハウス」もあるし、私が密かにはまっている「プリーツプリーズ」を売っているお店もあります。なので、私が「プリーツプリーズ」の服を着て、子供に「ミキハウス」の服を着せて「アプリカ」のベビーカーでこの通りを歩けば、イタリアでは私たち親子も「セレブ(偽)」。オ〜ホホホ。
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by carissimi | 2006-09-22 17:25 | イタリア育児事情
イタリアの育児費用
息子の保育園生活は5日目。昨日はさすがに慣れてきて、朝ちょっとぐずっただけで、わりとすんなり離れていきました。11時半頃迎えに行くと、他の数人の子達がお昼ご飯を食べ始めているのを見て、「僕もここで食べる〜」。でも、先生とはまだそういう話になっていないので、「今日はだめ。ここで食べるなら、一人で残るんだよ。ママは帰るのよ。」と言っても、数日前の朝、親の手を離れる時に泣きわめいた時以上の激しさ。先生と「では明日から一緒に食べましょう」という事にして、抱きかかえて連れ帰りましたが、家に帰る道中も帰ってからもしばらく「幼稚園に帰る〜。一人で行く〜。」とわめきっぱなし。とりあえず家でお昼を食べたら落ち着きましたが。お腹が空いていたのね。
そして今日は、朝から「今日からみんなと一緒にお昼食べようね〜」といい続けたら、もう保育園に飛んでいくように向かって、す〜んなり教室に入って行きました。やはり食べ物に釣られるか。。。
でも、私は今日から一人だけのお昼です。なんだかちょっと寂しい気もします。。。

さて、今日はイタリアの育児費用について書きたいと思います。

以前「出産に関してイタリアは日本に比べて安い」と書きましたが、その後の費用は日本の方が断然安いと思います。

なぜなら、
1. ベビーベット、ベビーカー、チャイルドシートなどの大きいベビー用品をレンタルするという方法がある。
2. おむつやミルク、離乳食などは日本の方が安い。
3. 子供服も日本の方が安く買える。
からです。

まず、ベビー用品ですが、イタリアはお古をもらうか新しく買います。古い物を大事にするイタリアの家庭では、兄弟や親、親族達が使っていたベビーベットを使う家庭もあります。私たちもイタリアでは、アパートの大家さんのご主人の手作りで娘さんが使っていたという30年前のベビーベットを借りて、出産後3ヶ月までの日本滞在中は、ベビーベットはレンタルしました。

イタリアは、生まれた直後は小さいゆりかごのようなベビーベットで親の部屋で一緒に寝て、数ヶ月後から別に子供部屋で寝ることが多いため、子供部屋用の家具もベットからタンス、オムツ替え用家具など一式揃える家庭が多いようです。なので、ベビー用品のお店に行くと、全部お揃いの模様の家具が揃ったモデルルームが沢山あります。私たちは必要なかったので、値段は調べていませんが、かなり高いと思います。

そして、ベビーカーですが、イタリアで買うか、日本で買うか悩みました。イタリアでは、タイヤと土台が共通でその上に、生まれてすぐの子が乗る平らなゆりかごタイプの物と、車にも付けられるかごタイプの物と、数ヶ月後からの子が座って乗るタイプの物と、3種類が付け替えられるベビーカーが主流です。これは一度に全部が揃ってとても便利なのですが、高い!全部揃えると10万円以上します。しかもでかい。重たい。イタリアでもいろいろ調べましたが、頻繁に日本とイタリア間を行き来する私たちには、なるべく軽くてコンパクトになる物の方がいいだろう、と日本で買うことにしました。

日本では、生まれてすぐから2歳半ぐらいまで一台で使え、軽くてコンパクトになるタイプがたくさんありますし、通常価格の半額近い安さで売っている所もありますよね。私たちは、狙っていた製品のモデルチェンジで、さらに格安になっているのをゲット!

ベビーカーもチャイルドシートもそうですが、日本の方が赤ちゃんの体勢や安全のために研究された製品が多いように思います。生まれた直後に乗るゆりかごタイプも、イタリアはただ平らな所に寄せてあるだけなので、道路のでこぼこや段で子供は揺れ動きます。日本の製品は、頭や肩の回りにクッションが付いていたり、チャイルドシートもまだ首の座っていない子用に、真っ平らで頭や肩にクッションの付いているタイプがありますね。
このような日本製の物はこちらにも輸入されていて、「アプリカ」の製品がお店に売られているのを見ました。ただ、もちろん輸入価格なので、すごく高いです。

ただ、軽くコンパクトになる日本製を買って、イタリアでも使っていた私たちですが、プラスティックの骨組みで小さいタイヤの日本製は、イタリアの道には向いていません。と言うのは、イタリアの道は石畳が多いし、舗装の状態がとても悪く、穴があったりでこぼこしていたり。しかも車道との段差にスロープがなかったり、非常に歩きにくいのです。なので、日本製のようなベビーカーはすぐがたが来てしまいます。イタリアのベビーカーのようにタイヤがすごく大きくて頑丈なタイプでないと、イタリアでは長持ちしませんね。日本製のコンパクトなベビーカーを押していると、何人かの人に「素敵。どこで買ったの?」と聞かれましたが、その度に「日本製でイタリアでも売っているけど、イタリアではお薦めしませんよ」と答えていました。
そういえば、逆にドイツの友人が、ドイツ製の頑丈なベビーカーで日本に帰ったら、大きすぎて地下鉄の改札が通らなかったとか。
やはり「郷に入っては郷に従え」って事ですね。

さて、ここまででかなり長くなってしまったので、おむつやミルクなどについてはまた次回。
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by carissimi | 2006-09-21 18:24 | イタリア育児事情
イタリア出産事情
息子の保育園生活も4日目が終わりました。
土日を挟んだ事もあり、月曜の昨日は別れ際にかなり泣かれてしまいましたが、今日はちょっとぐずっただけで、親の姿が見えなくなるとすぐおもちゃの方に行って、先生にも何か日本語で話しかけて「ケタケタ」笑っていました。もう少しで、「毎日保育園に通うのだ」という事が分かるでしょう。

さて今日は、イタリアの出産事情について書いてみたいと思います。

イタリアは日本以上に働くママさんが多いので、少子化と出産の高年齢化は進んでいます。イタリアでは大体30歳半ばでも出産が多いようです。なので、日本に帰るとなんだかすごく若いママが多く感じます。
イタリアの女性は、「仕事も持ちなおかつ家庭も子供も持っている」というのがステイタスのようで、出産後も割と早い時期(1年以内)に仕事に復帰します。子供は保育園に預けるか、近所に住んでいる両親に預けます。なので、普段はベビーカーを押すお祖母ちゃんの姿を良く見かけるし、公園に行くと平日の午前中は大体お祖父ちゃんかお祖母ちゃんが子供を連れてきています。あと、ベビーシッターもかなり多いですね。特に東ヨーロッパ系の移民の女性が多いようです。

さて、出産についてですが、こちらは日本と違って出産にも保険がきくので、ほとんどお金がかかりません。でも、妊娠中の検診がとても複雑。日本は産婦人科に行けば、内診やエコーや血液検査など全部そこでやってもらえますが、イタリアはいちいち別。しかも申し込み等も全部自分でしなければなりません。
妊娠が分かったら保健所かプライベートの産婦人科で毎月1回検診を受けますが、保健所の場合はほとんどお金がかからないのに比べ、プライベートの産婦人科だと多少差はありますが、エコーを取ると大体一回につき80から100ユーロ(約1万2,3千円)かかります。私の場合、外人で高齢初産という事もあって、先輩ママの友人に紹介してもらって、プライベートの先生の診察を受ける事にしました。

では、どういう手順で進んで行くかというと、まず産婦人科の先生の診察の後次回までにどういう検査を受けなければならないか、書き出してもらいます。そしてそれを自分の主治医の所に予約後持っていき、正式な申込書を書いてもらいます。それを自分で保健所に持っていき、病院での検査の予約をします。空きがあれば2,3日以内に出来ますが、大体5日から1週間後ぐらいに病院に検査に行きます。そして、1週間から10日後にその検査結果を受け取りにまた病院に行きます。それを産婦人科の次の検診の時に持って行き、また次にどのような検査が必要か書き出してもらいます。それを主治医へ、とこの作業をほとんど毎月のように繰り返すのです。

私が妊娠していた2003年の夏は、イタリアでも稀にみる猛暑でした。確かイタリアだけで4,5千人の死者が出た年。毎日35度を超える暑さの中、毎回炎天下の中バスに30分程の産婦人科に通い、近所の主治医と保健所、そしてまたバスで15分ほどの病院へ、と通ったのです。暑さもさることながら、ボローニャの中心地が石畳になっていて、バスに乗って椅子に座ると、その上を通る時の振動が、まだ安定期でないお腹に響いて辛い、辛い。 バスに乗った時はほとんど立っていました。

そんな辛い思いをしながら通った検査も、5.6種類のうち2,3種類は有料で、正確には覚えていませんが、毎回3,4千円はかかったように記憶しています。と言うことは、産婦人科の診察と検査に毎月約1万5千円はかかっていたのです。
そして私は、日本で出産するため8ヶ月目の時に帰国し、その後は日本の産婦人科に通いました。日本では産婦人科の診察はエコーや検査があったとしても毎月5,6千円だったので、妊娠中の出費はイタリアの方が倍以上かかるのです。と言うわけで、私は検診や検査はお金のかかるイタリアで受け、出産は保険のかからない日本でする、という一番お金のかかる方法を取っってしまったのです。。。

でも、日本は出産に補助金が出たり、その後の育児費用を節約出来る方法もたくさんあるので、トータルして考えると日本の方が安いのではないかと思います。

次回は、育児費用に関して日本とイタリアの違いを書いてみたいと思います。
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by carissimi | 2006-09-19 21:28 | イタリア育児事情
イタリア保育園事情 その2
本日、息子の保育園初日が無事終了しました。
予定通り10時半に行ってみると、すでに7,8人の子供達が楽しそうに遊んでいて、息子もずぐにおもちゃの方に行って遊び始めました。時には先生を囲んで数人で遊んだり、友達とおもちゃの取り合いをしたり。でも特に問題なさそうだったので、打ち合わせ通り、20分ほど経過した時に「じゃ、ママはちょっとお買い物に行って、すぐ戻ってくるからね」と行って出ようとした所、予想通り「僕も行く〜ぅ・・・」。でも、さすが先生、風船やらおもちゃやらで息子の気を引いているすきに、外に出ました。「きっと泣いてるだろうなぁ」と、後ろ髪を引かれる思いで家に戻って洗濯やら掃除をして、あっという間にお迎えの時間。戻ってみると、すっかりイタリア人の子供達に混じって楽しそうに遊んでいました。が、私の顔を見ると涙を目に溜めながら「ママ〜」。やはり私の姿が見えなくなった直後は泣いたそうです。しばらく先生に抱っこしてもらって落ち着いたそうですが。でも、しばらく家に帰りたがらなかったし、「楽しかった。また明日来る」と言っているので、すぐ慣れることでしょう。

こちらの保育園の1日は、朝8時から9時の間に登園し、9時から9時半まで朝のおやつ、それから11時半まで遊んで、11時半から昼食、またその後遊んで14時から15時半までお昼寝、そして16時半に退園となります。

遊びの時間は、ほとんど絵を描いたり、本を読んだり、外で乗り物や滑り台で遊んだり、と決まったカリキュラムというのは特になく、自由な感じ。テレビはどの教室にもないので、テレビを見ることはありません。残念なのはピアノやオルガンがないので、生の音を使って歌を歌ったりお遊戯をしたり、というのがない事。
お遊戯の時間は、テープを使って踊ります。そういえば、以前見学に行った時に、子供達が男女ペアになって、ワルツを踊っていました。なんだか3,4歳の小さい子がペアになってワルツを踊る姿がとってもかわいくって、「やはりヨーロッパはこんな小さい時からワルツに親しんでいるんだなぁ」と文化の違いを実感しました。

ところで、日本の保育園も午前と午後と両方におやつの時間があるのでしょうか。イタリアはおやつの時間が多い気がします。そういえば、こちらの小学校の授業は午前中だけなのですが、学校におやつを持っていくのです。菓子パンみたいな物なのですが、この習慣はあまり見習いたくありません。だって、ご存じですか?イタリアの子供が世界で一番肥満なんですって。2,3年前にニュースでやっていましたが、ニュースでは「イタリアの親達は何を間違ったのでしょうか」なんて言ってました。だって、朝食にクリームやジャム、チョコレートなどの入ったクロワッサンに、さらにヌテッラ(Nutella)というこちらで大人気のチョコレートジャムを付けて食べるんですよ。その上、学校にも甘いお菓子やパンを持参するのですから、そりゃぁ太りますよ。

あと、日本の幼稚園との違いといえば、1学年で前半の4ヶ月に生まれた子は前の年の子と同じ学年に入れるという点です。いわゆる飛び級ですね。例えば、春の申し込みの時点でまだ定員に余裕があれば、翌年の1月から4月に生まれた子も繰り上げ入学出来るのです。うちの息子も1月生まれだし、わりといろんな事の成長が早かったので、まわりから1年早く入れてもいいのでは、と勧められましたが、やはりイタリア語がまだ不十分なので、幼稚園入学は来年にして、まずは1年間保育園部で練習です。

イタリアの保育園や幼稚園で「すごくいいなぁ」と思ったことは、大体の園が、大きな公園の中にある、という事。うちの近所にもかなり大きな公園があって、3,4カ所に子供用の遊び場があるのですが、その中に2種類の保育園と幼稚園から中学校までがあります。なので、保育園や幼稚園の庭もとても広くて、大きな木があって日陰もあるので、天気のいい日はお庭でおやつや昼食、またシートを敷いてその上で絵本を読んだり、なんてこともあります。そして、退園後もしばらく友達と公園で遊べるのです。
日本ではお庭が狭かったり、時には庭のない保育園もあるようですが、イタリアみたいに公共の公園の中に保育園を作ったらどうでしょうか。土地の有効活用にもなると思うんですけどね。

次回は、イタリアの出産事情を書いてみたいと思います。
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by carissimi | 2006-09-14 20:33 | イタリア育児事情