サン・ダニエレ産生ハム
食べ物の話ばかり、と言われそうですが、また食べ物の話です。

ボローニャもだいぶ天気の良い日が増えて来たので、先週末、ボローニャのお友達家族と、ドライヴがてらパドヴァ郊外にある、サン・ダニエレ産のプロシュット(生ハム)のお店「Dall'Ava」に行きました。

パルマと並んで、イタリアの2大生ハム産地であるSan Danieleは、ヴェネツィアからスロヴェニア方面に向かって、ウーディネの少し北に位置し、丘の上の街中にはプロシュット屋さんだらけ。もう15年近く昔、この近所に住むイタリア人の友人に連れて行ってもらって以来、すっかりここの生ハムが気に入ってしまいました。それらのお店のひとつ「Dall'Ava」の支店がパドヴァの南にあり、ボローニャからも1時間ちょっとで行けるので、日本から友達が来ると良く行っていました。

サン・ダニエレ産の生ハムは、日本では意外と知られていませんが、パルマ産に比べると甘く、噛む必要がないほど、口の中でじわ〜と解けるような柔らかさ。

最近は、日本でもすでに薄切りになっている物を手に入れる事は出来ますが、生ハムはやはりその場で切ってもらって、まだ油がぎとぎとの切り立て状態で食べるのが一番!イタリア国内でさえも、スーパーなどで薄切りの真空パックを買っても、全然味が違います。

久々のサン・ダニエレの生ハムだったので、写真を撮る事も忘れて、あっという間に食べてしまいました。子供達も大好きで、私も大好物の生ハムの前では、大人も子供もありません。早いもの勝ち!!

このお店の良いところは、パスタなどが半分の量でも頼める事。生ハムを沢山、パスタを少し食べたい、という時に最適です。

パスタさえも写真を撮る事を忘れてしまい、気がつくとすっかりお腹はいっぱい。
唯一、まだ若干お腹に余裕のあったパパさん達が注文したお肉料理を撮りました。
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牛肉のタリアータ

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この日のお薦め、イベリコ豚のタリアータ(すでに半分食べてしまいました。あしからず。。。)

実は、この前日、ここに食べに来る事が危うくなる事件がありました。

前日、主人がスイスの仕事から戻る予定でした。スイスからミラノまでは電車で、ミラノには車を置いてあったので、ミラノからは車で帰って来る予定でした。ミラノ駅に着いた主人は、2日前に泊まったホテルの近くに路駐してあった車を取りに行くと、なんと助手席の窓ガラスが全部割られて、カーナビを盗られてしまっていたのです。場所は住宅街で、特に危険な場所でもなかったのですが、うちの車の他にも何台か窓ガラスを壊されていた車があったそうです。

その時、時間は午後4時近く、もうすぐ陽が沈み冷え始めるのですが、とにもかくにも、助手席前開のまま高速に乗り、凍える思いをして、午後7時過ぎ、ボローニャに帰って来ました。

「窓ガラスを割られた!」とミラノの主人からの電話で聞いた時、正直、車の心配よりも、主人が寒い中ボローニャまで帰って来れるかどうかという心配よりも、生ハムを食べに行けるかどうかが心配でした(ごめんなさい)。

その日は、土曜日。そして翌日は、日曜日。修理工場はお休みです。最悪、良くイタリアで見かけるように、窓ガラスにビニールを張ってガムテープで止めて行くか、と思ったのですが、パドヴァまでは高速で行かなければならないので、やはり我が家の車では無理、という事になりました。幸い、一緒に行く事になっていた友人家族が車を2台持っていたので、その1台をお借りして、無事サン・ダニエレの生ハムを食べる事が出来ました。Kさん、感謝!

実は、わたくし、来月末に11年のイタリア生活に終止符を打ち、日本に完全帰国する事にしました。その前に、いくつか食べたい物があって、今回のサン・ダニエレの生ハムは、第2位に位置していたのです。一時は、この生ハムを食べずして、イタリアを離れるのか。。。と泣きそうになりましたが、食べられて良かった、良かった!

食べたい物リスト第1位のご報告は、また後日ゆっくり。
というわけで、しばらくは、食べ物の話が続くと思いますが、ご勘弁下さい。
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by carissimi | 2009-02-21 02:28 | イタリア美食事情
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